ソフトバンクエアー(SoftBank Air)は、コンセントに挿すだけで使えるホームルーター型のインターネットサービスです。回線工事が不要なため、賃貸住宅にお住まいの方や、引っ越し直後にすぐネット環境が欲しい方の選択肢になります。
一方で、2026年12月1日から月額基本料金が改定されることが公式に発表されています。この記事では、公式サイトに掲載されている料金・条件をもとに、ソフトバンクエアーの実態を整理しました。

ソフトバンクエアーとは?サービスの概要
ソフトバンクエアーは、専用端末「Airターミナル」を電源につなぐだけでWi-Fi環境が作れるサービスです。光回線のようにケーブルを宅内へ引き込む工事が不要で、モバイル回線(4G/5G)を使って通信します。
| サービス名 | SoftBank Air(ソフトバンクエアー) |
|---|---|
| 提供会社 | ソフトバンク株式会社 |
| 回線種別 | ホームルーター(4G/5Gのモバイル回線) |
| 月額基本料金 | 5,368円(4G/5G共通プラン・税込) |
| 工事 | 不要(コンセントに挿すだけ) |
| 端末 | Airターミナル(端末代 95,040円・月月割あり) |
| スマホセット割 | おうち割 光セット(ソフトバンク/ワイモバイル) |
光回線との最大の違いは、通信の仕組みです。光回線は建物まで光ファイバーを引き込む有線接続ですが、ソフトバンクエアーは基地局からの電波を受信します。そのため設置場所の電波状況によって速度が変わります。
ソフトバンクエアーの料金プラン
月額基本料金
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 月額基本料金(4G/5G共通プラン) | 5,368円 |
| 端末代(Airターミナル) | 95,040円 |
| 月月割(端末代の割引) | 1,980円/月を最大48か月間 |
端末代は95,040円ですが、月月割によって基本料金から1,980円/月が最大48か月にわたって割引されます。48か月使い切れば端末代の負担は相殺される計算です。逆に、48か月より前に解約すると端末代の残債が残ります。
2026年12月1日から月額基本料金が改定されます
ソフトバンクは、2026年12月1日より月額基本料を330円引き上げることを公式に発表しています。
| 項目 | 現在 | 2026年12月以降 |
|---|---|---|
| 月額基本料金 | 5,368円 | 5,698円 |
また、キャンペーンが適用される場合、割引後の月額利用料金は24か月目まで4,950円となります。PayPayカード ゴールドでの支払いなら24か月目まで4,730円です。いずれも条件があるため、申し込み時に公式サイトで確認してください。
ソフトバンクエアーのメリット
回線工事が不要ですぐ使える
これが最大の特徴です。光回線は申し込みから開通まで、繁忙期なら1か月以上かかることがあります。ソフトバンクエアーは端末が届いてコンセントに挿せば、その日から通信できます。
引っ越し直後でネット環境がない期間を作りたくない場合、この差は大きく効きます。
賃貸でも導入しやすい
光回線を引くには、建物に配線を通す工事が必要になることがあり、賃貸では管理会社や大家さんの許可が要る場合があります。ソフトバンクエアーは壁に穴を開ける工事が発生しないため、許可の手続きなしで導入できます。
持ち家でない方、短期間の入居予定の方にとっては現実的な選択肢です。
引っ越し時の手続きが簡単
光回線は引っ越しのたびに移転工事が必要になりますが、ソフトバンクエアーは住所変更の手続きをすれば端末をそのまま持っていけます。転勤が多い方にとっては、この手軽さが利点になります。
ただし引っ越し先が提供エリア内であることと、住所変更の届け出は必要です。
おうち割 光セットの対象になる
ソフトバンク・ワイモバイルのスマホとセットで契約すると「おうち割 光セット」が適用され、スマホ側の月額料金が割引されます。SoftBank 光と同じ仕組みで、家族の回線も対象になります。
ソフトバンクエアーのデメリット・注意点
光回線と比べて速度が環境に左右される
ソフトバンクエアーはモバイル回線を使うため、設置場所の電波状況によって速度が変わります。基地局から遠い、建物の構造で電波が届きにくい、周辺で利用者が多いといった条件で、期待した速度が出ないことがあります。
光回線は有線で建物まで引き込むため、こうした変動が起きにくい構造です。オンラインゲームや大容量のアップロードを日常的に行う方は、光回線のほうが条件に合います。
端末代の残債が残る
端末代95,040円は月月割で相殺される設計ですが、48か月に満たないうちに解約すると残債を支払うことになります。4年間使い続ける前提でなければ、この負担は想定しておく必要があります。
2026年12月から月額が上がる
すでに触れたとおり、2026年12月1日から月額基本料金が330円引き上げられます。年額で3,960円の差です。長期で使う場合は、この改定分を含めて総額を考えてください。
提供エリアの確認が必要
全国で使えるわけではなく、提供エリアが設定されています。また同じ市区町村内でも、設置する住所によって電波状況が変わります。申し込み前に住所でエリア判定を行ってください。

ソフトバンクエアーの評判で挙がりやすいポイント
ここではまず、ソフトバンクエアーで評価が分かれやすい論点を、サービスの仕組みと照らし合わせて整理します。ホームルーターは設置環境の影響が大きいため、同じサービスでも体感が大きく変わります。
評価されやすい点
導入の速さ
申し込みから利用開始までの短さは、ホームルーター共通の強みです。光回線の開通を待つ間の「ネットが使えない期間」がないことが、満足度につながりやすい部分です。
賃貸での導入しやすさ
工事の許可を取る必要がないため、賃貸住宅や短期入居では現実的な選択肢になります。「そもそも光回線が引けない」状況では、比較対象がホームルーターに絞られます。
置き場所を調整すると改善する
電波を受信する仕組みのため、設置場所を窓際に変える、高い位置に置くといった調整で速度が改善するケースがあります。評価が良い方はこの調整を行っていることが多く、逆に不満につながる場合は設置環境が影響している可能性があります。
不満につながりやすい点
速度が期待と違う
光回線と同じ感覚で契約すると、速度の差を感じやすくなります。これは品質の問題というより、有線と無線という仕組みの違いによるものです。用途がWeb閲覧・動画視聴中心なら問題になりにくく、オンラインゲームや大容量通信では差が出ます。
端末代の残債
月月割の仕組みを理解せずに短期で解約すると、想定外の請求になります。4年(48か月)という期間を前提にしたプラン設計である点は、契約前に把握しておく必要があります。
混雑時間帯の速度低下
モバイル回線を共有する仕組みのため、夜間など利用者が集中する時間帯は速度が落ちやすくなります。これもホームルーター全般に共通する特性です。
※ 料金・条件はソフトバンク公式サイトの掲載情報(2026年9月時点)に基づいて記載しています。通信速度は設置環境により大きく異なります。
みん評に投稿された口コミの傾向
口コミサイト「みん評」のおうちのWi-Fi SoftBank Air(ソフトバンクエアー)のページ(2026年10月7日時点で68件)から、表示順に27件を読み、編集部で傾向を整理しました。読んだ範囲では★1が14件、★2〜3が5件、★4〜5が3件、評価なしが5件でした。みん評の口コミ引用許諾にもとづき、一部を原文のまま引用しています。
良い傾向:工事なしですぐに使い始められる手軽さを評価する声があります。ルーターを窓際に移したら改善した、という趣旨の投稿も見られます。
固定回線と違って工事不要な点と即日利用開始できるという点が魅力に感じたからです。
置き型Wi-Fiであるため、通信速度が遅いのではないかと心配していましたが、動画視聴もスムーズにできました。
気になる傾向:時間帯によって速度が落ちる、つながりにくくなる、という不満が多く見られます。使う時間帯と設置場所の電波状況を事前に確認しておくと安心です。
スムーズになるのは21時以降か早朝、日中から夕方は頻繁に制限かかって未接続状態になる。
そんなに場所もとらないし、サクサク進むし良い◎と思っていたら、数日後急に不安定になりました。
※口コミは投稿者個人の感想で、すべての利用者に当てはまるものではありません。投稿時期が古いものは、現在の料金やサービス内容と異なる場合があります。
他社との比較
工事不要のホームルーターとして比較されやすいのが、ドコモのhome 5Gです。月額基本料金で並べると次のようになります(税込)。
| サービス | 月額基本料金 | 工事 | スマホセット割 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンクエアー | 5,368円(12月以降 5,698円) | 不要 | ソフトバンク/ワイモバイル |
| ドコモ home 5G | 5,280円 | 不要 | ドコモ(最大1,210円/月) |
現時点の月額差は88円ですが、2026年12月の改定後は418円の差になります。
ただし、ホームルーターはスマホのキャリアで選ぶのが基本です。ソフトバンク・ワイモバイルを使っているならソフトバンクエアー、ドコモを使っているならhome 5Gのほうがセット割を受けられます。月額の差より、セット割の有無のほうが金額への影響が大きくなります。
光回線と比べた場合
| 項目 | ソフトバンクエアー | 光回線(SoftBank 光など) |
|---|---|---|
| 工事 | 不要 | 必要(転用・事業者変更を除く) |
| 開通までの期間 | 端末が届けばすぐ | 数週間〜1か月以上 |
| 速度の安定性 | 設置環境に左右される | 比較的安定 |
| 引っ越し | 端末を持っていける | 移転工事が必要 |
申し込みから利用開始までの流れ
1. 公式サイトまたは店舗で提供エリアを確認し、申し込み
2. Airターミナルが宅配便で届く
3. 端末をコンセントに挿す
4. スマホやパソコンからWi-Fiに接続
5. 利用開始
光回線のような立ち会い工事はありません。端末が届いてから通信できるまで、数分程度です。
おうち割 光セットを適用する場合は、開通後に別途申し込みが必要です。自動では適用されないため、手続きを忘れないようにしてください。
失敗しない選び方のコツ
工事ができない住居にお住まいの方
賃貸で工事の許可が下りない、建物が光回線に対応していないといった場合、ホームルーターが現実的な選択肢になります。その中でスマホがソフトバンク・ワイモバイルなら、セット割の効くソフトバンクエアーが候補です。
すぐにネット環境が必要な方
引っ越し直後や、光回線の開通待ちの期間をつなぎたい場合に向いています。端末が届けばその日から使えます。
オンラインゲームや大容量通信をする方
この用途なら光回線を優先して検討してください。ホームルーターは電波状況に左右されるため、安定性を求める用途には向きません。
4年以内に解約する可能性がある方
端末代の月月割は最大48か月です。それより前に解約すると残債が発生します。短期利用の可能性があるなら、この点を計算に入れてください。
よくある質問
月額料金はいくらですか?
4G/5G共通プランの月額基本料金は5,368円(税込)です。2026年12月1日からは5,698円に改定されます。これとは別に端末代がありますが、月月割によって1,980円/月が最大48か月割引されます。
工事は本当に不要ですか?
不要です。Airターミナルをコンセントに挿すだけで利用できます。壁に穴を開ける、立ち会い工事を受けるといった作業は発生しません。
速度はどのくらい出ますか?
設置場所の電波状況によって大きく変わります。基地局からの距離、建物の構造、周辺の利用状況などが影響するため、一律の数値は示せません。設置後に速度が出ない場合は、窓際に移動する、高い位置に置くといった調整で改善することがあります。
引っ越したらどうなりますか?
住所変更の手続きをすれば、端末をそのまま新居で使えます。ただし引っ越し先が提供エリア内である必要があります。届け出をせずに別住所で使用することはできません。
解約するときに費用はかかりますか?
端末代の月月割が終わっていない場合、残債の支払いが必要です。48か月使い切っていれば端末代の負担は相殺されています。
データ容量に制限はありますか?
基本的にデータ容量による制限はありませんが、ネットワークの混雑状況によって通信速度が制御される場合があります。詳細は公式サイトの提供条件を確認してください。
ソフトバンクエアーはこんな方におすすめ
ここまでの内容をまとめると、条件が合いやすいのは次のような方です。
- 賃貸住宅などで回線工事ができない、または許可を取るのが難しい
- 引っ越し直後で、すぐにネット環境が必要
- スマホがソフトバンク・ワイモバイルで、おうち割の対象になる
- 転勤などで引っ越しの機会が多い
- 用途がWeb閲覧・動画視聴が中心
一方、オンラインゲームや大容量のアップロードを日常的に行う方、4年以内に解約する可能性が高い方は、他の選択肢と比べてください。

まとめ
ソフトバンクエアーは、工事不要ですぐに使えるホームルーターです。賃貸住宅や引っ越し直後など、光回線を引きにくい・待てない状況で価値を発揮します。ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っているなら、おうち割 光セットの対象になる点も判断材料になります。
一方で、通信は電波で行うため設置環境に左右されること、端末代の月月割が48か月を前提とした設計であること、2026年12月1日から月額基本料金が5,698円に改定されることは、事前に押さえておくべき条件です。
判断するときは次の3点を確認してください。
- 自分の住所が提供エリア内かどうか
- 用途が電波の変動に耐えられるものかどうか(ゲーム用途なら光回線を優先)
- 4年使う前提で計算したときの総額はいくらか
提供エリアの判定や最新のキャンペーン内容は公式サイトで確認できます。



