グローバルWiFiは、株式会社ビジョンが運営する海外向けのWiFiレンタルサービスです。渡航先の国ごとに定額でレンタルでき、200以上の国と地域に対応しています。
特徴的なのが、中国でLINEやGoogleが使える「特別回線」と、複数国をまたぐ旅行向けの周遊プランです。この記事では、公式サイトに掲載されている料金・条件をもとに整理しました。

「実質無制限」の落とし穴まで含めて比較しています

グローバルWiFiとは?サービスの概要
グローバルWiFiは、海外渡航中にインターネットを使うためのWiFiルーターをレンタルするサービスです。国内用のモバイルWiFiとは用途が異なり、渡航先の国と日数を指定して借りる形になります。
| サービス名 | グローバルWiFi |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビジョン |
| 対応エリア | 200以上の国と地域 |
| 料金体系 | 渡航先ごとの定額制(1日あたり) |
| 容量プラン | 無制限/1.1GB・600MB・300MB(1日あたり) |
| 通信速度 | 5G/4G/3G/2G(国により異なる) |
| 特殊プラン | 中国特別回線/AI電波改善/周遊プラン |
| 課税 | 海外で使用する通信料金は課税対象外 |
渡航先によって使える通信規格(5G/4G/3G)が異なります。先進国では5Gや4Gが選べますが、一部の地域では2G/3Gのみという国もあります。
グローバルWiFiの料金
料金は渡航先の国と、選ぶ容量プランによって変わります。公式サイトに掲載されているアメリカの料金を例に見てみます(1日あたりの通常価格)。
アメリカの料金例
| プラン | 1日あたり |
|---|---|
| 5G 無制限(AI電波改善付き) | 3,470円 |
| 5G 無制限 | 3,170円 |
| 4G 無制限 | 2,370円 |
| 4G 超大容量(1.1GB/日) | 1,670円 |
| 4G 大容量(600MB/日) | 1,470円 |
| 4G 通常(300MB/日) | 1,170円 |
容量プランによって1日あたり2,300円の差があります。1週間の旅行なら、無制限と300MBプランで約16,000円の違いになります。使い方に合わせて選ぶことで、費用を大きく調整できます。
周遊プラン(複数国を回る場合)
2ヶ国以上を訪れる場合、エリアごとの周遊プランが用意されています。1台で複数国をカバーできるため、国ごとに借り直す必要がありません(1日あたりの通常価格)。
| プラン | 対象 | 4G 通常(300MB) | 4G 無制限 | 5G 無制限 |
|---|---|---|---|---|
| 東南アジア周遊 | 8ヶ国 | 1,550円 | 2,650円 | 3,220円 |
| 中国・香港・マカオ周遊 | 3ヶ国 | 1,670円 | 2,570円 | 3,320円 |
| ヨーロッパ周遊 | 48ヶ国 | 1,680円 | 2,780円 | 3,580円 |
| 北米周遊 | 5ヶ国 | 1,680円 | 2,780円 | 3,580円 |
| アジア周遊 | 27ヶ国 | 1,780円 | 2,680円 | 3,580円 |
| オセアニア周遊 | 2ヶ国 | 1,680円 | 2,780円 | 3,580円 |
| 世界周遊 | 170の国と地域 | 2,180円 | 3,580円 | 3,680円 |
ヨーロッパ周遊プランなら48ヶ国が1日1,680円から使えます。複数国を移動する旅程では、国別に借りるより手続きも費用もシンプルになります。
グローバルWiFiのメリット
中国でLINE・Google・SNSが使える特別回線がある
これが最大の特徴です。中国では通信規制により、通常の回線からLINE、Google、各種SNSにアクセスできません。
グローバルWiFiには「中国 特別回線」というプランがあり、LINEやSNS、Googleを利用できると公式サイトに明記されています。5G・4G・3Gそれぞれに特別回線のプランが用意されています。
中国出張や旅行で、日本の家族や職場とLINEで連絡を取りたい場合、Googleマップを使いたい場合には、この選択肢があるかどうかが決定的な差になります。
200以上の国と地域に対応
北米、ヨーロッパ、アジア、中東、オセアニア、中南米、アフリカまで、世界中の国をカバーしています。主要な観光地はもちろん、マイナーな渡航先でもプランが用意されていることが多くなっています。
周遊プランで複数国をカバーできる
ヨーロッパ48ヶ国、アジア27ヶ国、世界170の国と地域といった単位で、1台のルーターが使えます。国境を越えるたびに設定を変える必要がなく、料金も定額です。
容量プランを細かく選べる
無制限、1.1GB/日、600MB/日、300MB/日の4段階から選べます。地図の確認とメッセージ程度なら300MBプラン、動画も見るなら無制限、というように使い方で調整できます。
容量が足りなくなった場合は、渡航中に追加することもできます。
AI電波改善オプション
「AI電波改善」付きのプランでは、AIがより強い電波に自動で切り替えます。通常の5G無制限プランより300円程度高くなりますが、電波状況が読めない地域では選択肢になります。
海外での通信料金は課税対象外
公式サイトに「海外で使用する通信料金は課税対象外」と明記されています。表示されている金額がそのまま支払額になります(日本プランの場合は税込表示)。
グローバルWiFiのデメリット・注意点
長期滞在では割高になる
1日あたりの定額制のため、滞在が長くなるほど総額が増えます。たとえばアメリカの4G無制限(2,370円/日)を30日使うと71,100円です。
1ヶ月以上の長期滞在なら、現地のSIMカードやeSIMを検討するほうが費用を抑えられる場合があります。短期〜中期の旅行・出張に向いたサービスです。
国によって通信速度が大きく異なる
先進国では5Gや4Gが選べますが、一部の国・地域では2G/3Gのみの提供です。たとえばアフガニスタン、イラク、ブータンなどは2G/3G(300MB/日)のみとなっています。
渡航先でどの速度が使えるかは、申し込み前に公式サイトで確認してください。
容量超過時は速度が制限される
無制限プラン以外では、1日あたりの容量を使い切ると通信速度が制限されます。動画視聴やビデオ通話を多用する予定なら、容量の大きいプランを選ぶか、渡航中に容量を追加する必要があります。
ルーターの充電とバッテリー
WiFiルーターはバッテリー駆動のため、1日中使うと充電が必要になります。移動中に使うなら、モバイルバッテリーのオプションを付けておくと安心です。
紛失・破損のリスク
レンタル品のため、紛失や破損時には弁済金が発生します。安心補償パック(ライト/プレミア)のオプションが用意されているため、旅行中の持ち歩きが多い場合は加入を検討してください。


グローバルWiFiの評判で挙がりやすいポイント
ここではまず、グローバルWiFiで評価が分かれやすい論点を、サービスの仕様と照らし合わせて整理します。
評価されやすい点
中国での特別回線
中国渡航では、LINEやGoogleが使えるかどうかが体験を大きく左右します。特別回線を選べることが、このサービスを選ぶ決め手になるケースは少なくありません。
周遊プランの手軽さ
ヨーロッパを複数国回る旅程では、国ごとにSIMを差し替える手間がなくなります。1台で完結する点が、移動の多い旅行で評価されやすい部分です。
容量プランの選択肢
300MB/日から無制限まで4段階あるため、使い方に応じて費用を調整できます。「地図とメッセージだけ」という使い方なら、大幅に安く抑えられます。
不満につながりやすい点
長期では割高
1日あたりの定額制なので、滞在が長引くと総額が膨らみます。1ヶ月を超える滞在では、現地SIMやeSIMとの比較が必要になります。
容量の見積もり違い
300MBや600MBのプランで動画を見ると、すぐに上限に達します。渡航前に自分の使い方を見積もっておかないと、現地で容量を追加することになります。
国による速度差
渡航先によっては2G/3Gしか選べません。これはサービスの問題ではなく現地のインフラによるものですが、期待との差が生まれやすい部分です。
※ 料金・条件はグローバルWiFi公式サイトの掲載情報(2026年9月時点)に基づいて記載しています。料金は渡航先・時期・キャンペーンにより変動します。
みん評に投稿された口コミの傾向
口コミサイト「みん評」のグローバルwifiのページ(2026年10月7日時点で301件)から、表示順に32件を読み、編集部で傾向を整理しました。読んだ範囲では★1が16件、★2〜3が12件、★4〜5が2件、評価なしが2件でした。みん評の口コミ引用許諾にもとづき、一部を原文のまま引用しています。
良い傾向:空港での受け取りや事前配送がスムーズだった、旅行先で問題なく使えた、という声があります。
国内空港店舗での引取りもスムーズですし、事前に指定先住所へ郵送していただく場合も、きっちり出発前までに手元に届きました。
旅行前、こちらで悪い口コミも多く見かけるので心配でしたが、結果的に速度も接続も問題なく使えました。
気になる傾向:現地で速度が出ない、つながらない、問い合わせの返事が遅い、という声が多く見られます。渡航先の対応回線と、トラブル時の問い合わせ方法は出発前に確認しておきましょう。
広告で謳うほどの性能はないし、スピード遅い、繋がらない場面ばかり。
その後1日かけて問い合わせのやりとりをし(回答が遅い・・)VPN接続はできたものの、日本国内限定サイトは相変わらず見れないままでした。
※口コミは投稿者個人の感想で、すべての利用者に当てはまるものではありません。投稿時期が古いものは、現在の料金やサービス内容と異なる場合があります。
他社・他の手段との比較
海外でインターネットを使う手段は、WiFiレンタルのほかにもあります。それぞれの向き不向きを整理します。
| 手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| グローバルWiFi | 複数人・複数端末で共有できる/中国の特別回線/周遊プラン | 長期は割高/機器の持ち歩きと充電が必要 |
| 現地SIM・eSIM | 長期滞在なら安い/機器が不要 | 1台でしか使えない/設定が必要/中国では規制回避が難しい |
| キャリアの海外ローミング | 手続きが簡単 | 1日あたりの料金が高くなりやすい |
判断の軸はこうなります。
- 家族やグループで行く → 1台を共有できるWiFiレンタルが有利
- 中国に行く → 特別回線のあるグローバルWiFi
- 複数国を回る → 周遊プラン
- 1人で1ヶ月以上滞在する → 現地SIM・eSIMのほうが安い場合がある
なお、国内用のWiFiレンタルは同じ株式会社ビジョンが運営する「WiFiレンタルどっとこむ」が担当しています。日本国内での短期利用ならそちらが対象です。
申し込みから返却までの流れ
1. 公式サイトで渡航先・渡航日数・容量プランを選んで申し込み
2. 空港カウンターまたは宅配で受け取り
3. 現地で電源を入れてWiFiに接続
4. 帰国後、空港カウンターまたは宅配・ポストで返却
公式サイトには「かんたん料金シミュレーター」があり、渡航先・容量プラン・渡航日数を入力すると総額が確認できます。申し込み前に、複数のプランで金額を比べておくと選びやすくなります。
失敗しない選び方のコツ
容量プランは使い方から逆算する
地図の確認、メッセージ、メール程度なら300MB/日でも足ります。SNSへの写真投稿を含めるなら600MB/日、動画視聴やビデオ通話をするなら1.1GB/日か無制限を選んでください。
目安として、YouTubeの視聴は1時間あたり約1GB、地図アプリの閲覧は1回あたり数MB程度です。
中国に行くなら特別回線を選ぶ
通常プランではLINEやGoogleにアクセスできません。特別回線のプランを選んでいるか、申し込み時に必ず確認してください。プラン名に「特別回線」と入っているものが対象です。
複数国を回るなら周遊プラン
2ヶ国以上訪れる場合、国別に借りるより周遊プランのほうが手続きが簡単です。ヨーロッパ48ヶ国、アジア27ヶ国など、旅程に合うエリアを選んでください。
グループ旅行では1台を共有する
WiFiルーターは複数の端末を同時に接続できます。家族やグループで行動をともにするなら、1台をシェアすることで1人あたりの費用を下げられます。ただし別行動が多い場合は台数を検討してください。
よくある質問
料金はいくらですか?
渡航先と容量プランによって変わります。アメリカの場合、4G通常(300MB/日)で1日1,170円、4G無制限で1日2,370円、5G無制限で1日3,170円です。海外で使用する通信料金は課税対象外です。
中国でLINEやGoogleは使えますか?
「特別回線」のプランを選べば利用できると公式サイトに明記されています。通常プランでは中国の通信規制の影響を受けます。
複数の国を回る場合はどうすればいいですか?
周遊プランが用意されています。東南アジア8ヶ国、アジア27ヶ国、ヨーロッパ48ヶ国、世界170の国と地域など、エリア単位で定額利用できます。
容量が足りなくなったらどうなりますか?
渡航中に容量を追加できます。無制限プラン以外では、1日の容量を使い切ると速度が制限されます。
何台まで接続できますか?
WiFiルーターなので複数端末を同時に接続できます。具体的な台数は機器によって異なるため、申し込み時に確認してください。
紛失や破損した場合はどうなりますか?
弁済金が発生します。安心補償パック(ライト/プレミア)のオプションに加入しておくと、負担を軽減できます。
グローバルWiFiはこんな方におすすめ
ここまでの内容をまとめると、条件が合いやすいのは次のような方です。
- 中国に渡航し、LINEやGoogleを使いたい(特別回線が必要)
- 複数の国を回る旅程で、1台で済ませたい
- 家族やグループで、1台を共有したい
- SIMの差し替えや設定を避けたい
- 数日〜2週間程度の旅行・出張
一方、1人で1ヶ月以上滞在する方は、現地SIMやeSIMと総額を比べてください。


まとめ
グローバルWiFiは、200以上の国と地域に対応した海外WiFiレンタルサービスです。渡航先ごとの定額制で、容量プランは300MB/日から無制限まで4段階あり、使い方に応じて費用を調整できます。
最大の強みは、中国でLINEやGoogle、SNSが使える特別回線があることです。中国渡航ではこの選択肢の有無が体験を大きく左右します。また、ヨーロッパ48ヶ国や世界170の国と地域をカバーする周遊プランも、複数国を回る旅程では手続きと費用の両方を簡単にします。
一方で、1日あたりの定額制のため長期滞在では割高になること、渡航先によって使える通信速度が異なることは、申し込み前に確認すべき条件です。
判断するときは次の3点を押さえてください。
- 渡航先と日数から、総額はいくらになるか(公式のシミュレーターで確認)
- 使い方に対して、選んだ容量プランで足りるか
- 中国に行くなら、特別回線のプランを選んでいるか
最新の料金とキャンペーンは公式サイトで確認できます。



