引っ越しが決まったとき、意外と手間がかかるのが光回線の手続きです。「今の回線はそのまま使えるの?」「解約して新しく契約し直した方がいいの?」と悩んでしまう方は少なくありません。
光回線の引っ越し手続きには「移転」「解約→新規契約」「乗り換え」の3パターンがあり、どれを選ぶかで費用や手間が大きく変わります。この記事では、それぞれの手続きの流れを時系列で整理し、損をしない選び方まで詳しく解説していきます。

光回線の引っ越しは3パターンある
引っ越しに伴う光回線の手続きは、以下の3つに分かれます。まずはそれぞれの違いを把握しましょう。
パターン1:移転(同じ回線を引っ越し先でも使う)
現在契約中の光回線をそのまま新居に移す方法です。契約先が変わらないため手続きがシンプルで、メールアドレスやプロバイダの設定もそのまま引き継げます。
ただし、移転工事費が別途かかるケースがほとんどです。NTTフレッツ光の場合、東日本エリア内の移転で9,900円、東西をまたぐ移転では最大19,800円が発生します。
パターン2:解約→新規契約
今の回線を解約して、引っ越し先で新たに別の回線を契約する方法です。手続きは2ステップ必要になりますが、新規契約のキャッシュバックや工事費無料キャンペーンを活用できるため、トータルで得になるケースが多いです。
特にスマホのキャリアを変更した方は、セット割が適用される回線に切り替えるチャンスです。
パターン3:事業者変更(光コラボ間の乗り換え)
フレッツ光の回線を利用する光コラボ同士であれば、「事業者変更」という手続きで工事なしに乗り換えが可能です。ドコモ光からソフトバンク光への変更などがこれにあたります。
開通工事が不要なため、空白期間なく乗り換えられるのが最大のメリットです。
- 移転は手続きが楽だが、工事費がかかる
- 新規契約はキャンペーンで実質お得になることが多い
- 光コラボ間なら事業者変更で工事不要
【時系列で解説】光回線の引っ越し手続きの流れ
ここからは、最も多い「解約→新規契約」パターンの手続きを時系列で解説していきます。移転の場合も基本的な流れは同じです。
STEP1:引っ越し1ヶ月半前|新居の回線環境を調べる
まず、引っ越し先の住所で利用可能な光回線を調べます。各回線事業者の公式サイトにエリア検索機能があるので、新居の住所を入力して確認しましょう。
マンション・アパートの場合は、建物に導入済みの回線があるかを管理会社に問い合わせるのも重要です。マンションタイプの回線が導入されていれば、月額料金を安く抑えられます。
STEP2:引っ越し1ヶ月前|新居の回線に申し込む
利用したい回線が決まったら、申し込みを行います。光回線の開通工事は通常2〜4週間、繁忙期は1ヶ月以上かかるため、余裕を持って早めに申し込むことが大切です。
申し込み時に工事の希望日を指定できるので、引っ越し当日または翌日に工事を入れるのが理想的です。
STEP3:引っ越し2〜3週間前|旧居の回線を解約する
現在利用中の回線に解約の連絡を入れます。解約のタイミングで注意したいのが以下の点です。
- 更新月以外の解約では違約金が発生する場合がある
- 工事費の残債が一括請求されることがある
- レンタル機器(ONU・ルーター等)の返却が必要
解約日は引っ越し日の翌日以降に設定しておくと、ネットが使えない期間を最小限にできます。
STEP4:引っ越し当日〜|開通工事・接続設定
新居で開通工事に立ち会います。工事自体は1〜2時間程度で完了することがほとんどです。工事完了後、ONUとルーターを接続し、プロバイダの設定を行えばインターネットが使えるようになります。

移転と新規契約、どっちが得?比較して判断しよう
「今の回線をそのまま移転するか」「解約して新規契約するか」は、費用面で比較するとはっきり答えが出ます。
移転の場合のコスト
- 移転工事費:9,900〜19,800円
- 違約金:なし
- キャッシュバック:なし(移転では対象外の場合が多い)
解約→新規契約の場合のコスト
- 旧回線の違約金:0〜10,000円程度(更新月なら無料)
- 新回線の工事費:実質無料キャンペーン適用で0円
- キャッシュバック:20,000〜50,000円以上もらえることが多い
多くの場合、解約→新規契約の方がトータルで数万円お得になります。旧回線の違約金を新回線側が負担してくれるキャンペーンもあるため、まずは新規契約の特典を確認してみましょう。
旧回線で工事費の分割払いが残っている場合、解約時に残債が一括請求されます。契約先のマイページ等で残債を確認してから判断しましょう。
引っ越しにおすすめの光回線
新規契約で乗り換えるなら、キャンペーンが充実している以下の回線がおすすめです。
ドコモ光
ドコモユーザーなら毎月最大1,100円のスマホ割引が家族全員に適用されます。新規工事費無料キャンペーンを実施していることが多く、初期費用を抑えてスタートできます。
ソフトバンク光
他社からの乗り換えで発生する違約金を最大10万円まで還元してくれるため、引っ越しを機に光回線を変更したい方に特におすすめです。ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ割も魅力的です。
auひかり
独自回線で混雑に強く安定した速度を実現しています。au・UQモバイルユーザーはスマホ割が適用されるほか、高額キャッシュバックキャンペーンも見逃せません。
おてがる光
契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金がかかりません。転勤族の方や次の引っ越しが未定の方でも安心して契約できます。月額料金もリーズナブルです。

引っ越し時の光回線手続きでよくある失敗
実際に引っ越しを経験した方からよく聞く失敗談をまとめました。同じ轍を踏まないよう、事前にチェックしておきましょう。
失敗1:申し込みが遅く、工事が引っ越しに間に合わなかった
特に3〜4月の引っ越しシーズンは工事の予約が殺到します。引っ越し日の1ヶ月以上前には申し込みを済ませるのが安全です。
失敗2:旧居の解約を忘れて二重課金された
新居の回線が開通した喜びで旧居の解約手続きを忘れてしまうケースがあります。新回線の申し込みと同時に、旧回線の解約スケジュールも決めておきましょう。
失敗3:レンタル機器を返却し忘れて違約金が発生した
ONUやルーターなどのレンタル機器は、解約後に返却が必要です。返却期限を過ぎると機器代金を請求されることがあるため、引っ越しの荷造り時に忘れず梱包しておきましょう。
失敗4:マンションの設備を確認せずに申し込んだ
マンションによっては特定の回線しか導入できないケースがあります。事前に管理会社に確認を取らずに申し込むと、工事当日にNGとなることもあります。
光回線の工事には壁に穴を開ける場合があります。賃貸物件では必ず大家さんや管理会社の許可を得てから申し込みましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 光回線の移転手続きはどこに連絡すればいい?
契約中の回線事業者のサポートセンターまたは公式サイトのマイページから手続きできます。フレッツ光ならNTT東日本・西日本、ドコモ光ならドコモのインフォメーションセンターに連絡します。
Q. 引っ越し先が光回線のエリア外だった場合はどうする?
ホームルーターやモバイルWiFiでの代替を検討しましょう。WiMAXやソフトバンクエアーなら工事不要で、5G対応エリアなら高速通信も可能です。
Q. 光回線の引っ越しで使えるキャッシュバックはある?
移転の場合はキャッシュバック対象外になることが多いですが、解約→新規契約であれば各社のキャンペーンが適用されます。時期によって特典内容が変わるため、申し込み前に必ず最新情報を確認しましょう。
Q. プロバイダは変えた方がいい?
光回線の事業者を変える場合、プロバイダも一緒に変わることがほとんどです。プロバイダ発行のメールアドレスを使っている方は、メールだけ残せるプランがないか確認しておくと安心です。
Q. 事業者変更の手続きの流れは?
現在の光コラボ事業者に「事業者変更承諾番号」を発行してもらい、その番号を持って新しい事業者に申し込みます。工事は不要で、切り替え日に自動的に新しい事業者に切り替わります。

まとめ
光回線の引っ越し手続きは「移転」「解約→新規契約」「事業者変更」の3パターンがあり、状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
コスト面で考えると、新規契約のキャンペーンを活用した方がお得になるケースが多いため、まずは各社のキャッシュバック情報を比較してみてください。いずれの方法を選ぶにしても、引っ越し1ヶ月前には手続きを始めるのが成功のカギです。
※本記事の情報は記事執筆時点のものです。最新の料金・キャンペーン内容は各公式サイトでご確認ください。


