光回線のONUやルーター周りのケーブルを、壁や床に沿ってすっきり隠したい。そんなときに活躍するのが配線モール(ケーブルカバー)だ。
この記事では、光回線の配線に適したモールの選び方と、おすすめの製品タイプ、そして設置方法をわかりやすく解説する。賃貸でも使えるものを中心に紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

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配線モール(ケーブルカバー)とは?
配線モールとは、ケーブルを壁や床に沿って収納するための樹脂製カバーのこと。ベース(下部)とカバー(上部)の2パーツ構成になっており、ベースを壁に固定してケーブルを通し、カバーをパチッとはめて完成する仕組みだ。
光回線で使うケーブル類(LANケーブル・光ファイバーケーブル・電源コードなど)をまとめて収納でき、見た目がすっきりするだけでなく、ケーブルの保護にも役立つ。
配線モールの選び方|4つのチェックポイント
1. 用途に合ったタイプを選ぶ(壁用・床用・コーナー用)
配線モールには主に3つのタイプがある。
- 壁用:壁面に沿ってケーブルを隠すタイプ。光回線の配線には最も使用頻度が高い
- 床用:床に置いてケーブルを覆うタイプ。踏んでも壊れにくい耐久性がある
- コーナー用:壁の角や天井との境目に沿わせるタイプ。直線部分の壁用モールと組み合わせて使う
光回線の配線を隠す場合は、壁用をメインに、必要に応じてコーナー用を組み合わせるのが基本的な使い方だ。
2. ケーブルの太さ・本数に合ったサイズを選ぶ
モールのサイズは号数で表されることが多く、0号が最も小さく、数字が大きくなるほど収納できるケーブルの本数が増える。
光回線の配線に適したサイズの目安
- 0号〜1号(幅10〜17mm):光ファイバーケーブル1本、または細めのLANケーブル1本向け
- 1号〜2号(幅17〜26mm):LANケーブル2〜3本をまとめて収納したい場合に最適
- 3号以上(幅30mm〜):電源コード含め多数のケーブルをまとめたい場合向け
迷ったら、少し余裕のある1号〜2号サイズを選んでおくと、後からケーブルを追加するときにも対応しやすい。
3. 固定方法で選ぶ(両面テープ・ビス・マグネット)
- 両面テープ式:賃貸でも使いやすく、最も手軽。裏面にテープが付属している製品が多い
- ビス固定式:壁にビス穴を開けてしっかり固定する方法。持ち家向け
- マグネット式:スチール面があれば貼り付け可能。オフィスなどで便利
賃貸住宅の場合は、両面テープ式を選ぶのが安心だ。はがし跡が気になる場合は、壁紙の上にマスキングテープを下貼りしてから貼り付けると、退去時もきれいに剥がせる。
4. 色は壁紙に合わせる
配線モールが目立たないようにするには、壁紙や床の色に近いものを選ぶのがポイントだ。白・アイボリー・ブラウン・グレーなどが定番カラーとして展開されている。木目調のデザインの製品もある。

おすすめの配線モール製品タイプ
エレコム ケーブルモールシリーズ
エレコムの配線モールは、壁用・床用・コーナー用のラインアップが充実しており、組み合わせて使いやすい。両面テープ付きで取り付けが簡単。色展開も豊富で、部屋のインテリアに合わせやすいのが特徴だ。
サンワサプライ ケーブルカバーシリーズ
サンワサプライの製品は、幅26mmの角型設計で、直径5〜6mmのLANケーブルなら6本まで収納可能な大容量タイプもラインアップ。ジョイントパーツやL字パーツも別売りで用意されているので、複雑なルートにも対応できる。
100円ショップの配線モール
ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、簡易的な配線モールが販売されている。費用を最小限に抑えたい方にはおすすめだ。ただし、耐久性や色展開はメーカー製品に比べると限定的な面がある。
配線モールの設置方法|手順を4ステップで解説
- ルートを決める:ケーブルを通したい壁面のルートをあらかじめ決める。できるだけ直線的で、壁と床の境目や巾木に沿ったルートが目立ちにくい
- モールをカットする:必要な長さに合わせて、ニッパーやハサミでモールをカットする。1本1m単位の製品が多いので、端数が出たら切って調整する
- ベースを貼り付ける:両面テープの保護フィルムを剥がし、壁に貼り付ける。しっかり押さえて密着させよう
- ケーブルを通してカバーを閉じる:ベースの上にケーブルを置き、カバーをパチンとはめ込んで完成
光ファイバーケーブルをモールの角で直角に曲げると、ケーブルが折れたり通信不良が起きたりする可能性がある。角がある箇所ではコーナーパーツを使って、ケーブルを緩やかに曲げるようにしよう。曲げ半径は3cm以上が目安だ。
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配線モール設置のコツ
- 巾木の上に沿わせる:壁と床の境にある巾木のラインに沿ってモールを貼ると、非常に目立ちにくくなる
- 天井と壁の境目を使う:天井際にモールを設置すると、視線が行きにくい位置なので存在感が薄くなる
- ドア枠に沿わせる:ドア枠に沿ってモールを貼れば、部屋をまたいだ配線も自然に見える
- 余ったケーブルは機器の裏にまとめる:モールに入りきらない余長部分は、ONU・ルーターの裏側にケーブルタイでまとめておく

配線モールの失敗しない購入ガイド
必要な長さの測り方
購入前に、ケーブルを通したいルートの長さをメジャーで測っておこう。壁に沿わせる直線部分だけでなく、角を曲がる部分やドア枠を越える部分も含めて計測する。実際の長さより10〜20%ほど余裕を持って購入するのがおすすめだ。
必要なパーツの確認
直線部分のモール本体だけでなく、コーナーパーツ(L字型)、ジョイントパーツ(直線接続用)、エンドキャップ(端末処理用)なども必要に応じて用意しよう。これらのパーツが別売りか付属かは製品によって異なるため、購入時に確認が必要だ。
購入場所による違い
家電量販店やホームセンターでは実物を手に取って確認できるメリットがある。色味やサイズ感は画面で見るのと実物で異なることもあるため、可能であれば店頭で壁紙のサンプルと比較してみるとよい。通販サイトでは種類が豊富で、レビューを参考にできる点がメリットだ。
配線モールのメンテナンス方法
設置した配線モールは、定期的にメンテナンスすることで見た目のきれいさを保てる。
- ホコリの除去:モールの上部にホコリが溜まりやすいので、月に1回程度は乾いた布やハンディモップで拭き取る
- 粘着力の確認:両面テープ式のモールは、時間が経つと粘着力が低下して剥がれてくることがある。剥がれかけたら、新しい両面テープに貼り替えるか、マスキングテープで補強する
- ケーブルの状態確認:年に1回程度はカバーを開けて、中のケーブルが劣化していないか確認しておくと安心だ
よくある質問(Q&A)
Q. 配線モールの費用はどれくらい?
1mあたり100〜500円程度が相場だ。コーナーパーツやジョイントパーツを含めても、部屋1か所分なら1,000〜2,000円程度で揃えられる。100円ショップの製品ならさらに安く抑えられる。
Q. 賃貸で両面テープ式のモールを使って大丈夫?
壁紙の種類によっては、剥がすときに壁紙が一緒に剥がれることがある。心配な場合はマスキングテープを下貼りしてからモールを貼ると安心だ。
Q. 光ファイバーケーブルとLANケーブルを同じモールに入れても問題ない?
問題ない。光ファイバーケーブルは電気信号ではなく光信号を使っているため、ほかのケーブルとの干渉は起きない。ただし、サイズに余裕のあるモールを選ぼう。
配線モールと他の配線整理方法の比較
配線を隠す方法はモール以外にもあるが、それぞれに特徴がある。目的に応じて使い分けるのが効果的だ。
- 配線モール:壁や床に沿ってケーブルを収納する。長距離の配線隠しに最適で、見た目もすっきりする
- ケーブルボックス:ONU・ルーター・電源タップをまとめて収納する。機器周りのゴチャつき解消に効果的
- コードチューブ:複数のケーブルを1本にまとめる。手軽で費用も安いが、壁に固定する機能はない
- ケーブルトレー:デスク下の配線整理に特化。テレワーク環境のすっきり化におすすめ
光回線の配線を隠す場合は、ONUから壁を沿って部屋の奥まで通すなら配線モールが最適で、ONU・ルーター周りのまとまりにはケーブルボックスとの併用が効果的だ。
まとめ|配線モールで光回線まわりをすっきり整理しよう
配線モールは、光回線周りのケーブルを手軽に隠せる便利アイテムだ。壁用・床用・コーナー用をうまく組み合わせ、壁紙に近い色を選ぶだけで、部屋の印象が大きく変わる。
賃貸住宅でも両面テープ式なら安心して使えるので、配線のゴチャゴチャが気になっている方は、ぜひ導入を検討してみてほしい。
参考リンク:エレコム ケーブルモール・ケーブルカバー|サンワダイレクト 配線モール|電気工事のwebbook 配線カバーの取付方法
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