会社やオフィスで使うインターネット回線を探しているとき、「法人向け」と「個人向け」の違いがよくわからない方は意外と多いです。
この記事では、法人向け光回線の料金を比較しながら、事業規模に合った最適な回線の選び方を解説します。
なお、個人利用と法人利用では求められるスペックが異なります。テレワーク用のネット環境についてはテレワーク向けWiFi・ネット回線おすすめもあわせて参考にしてみてください。
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法人向け光回線と個人向けの違い
法人向け光回線の主な違いは以下のとおりです。
- 固定IPアドレスが使える(VPNやサーバー運用に必要)
- SLA(品質保証)がついているプランがある
- 法人専用のサポート窓口がある(対応が早い)
- 請求書払い・口座振替に対応していることが多い
- 経費として計上しやすい(法人名義の契約)
逆に言うと、固定IPもSLAも不要であれば、個人向けプランを法人名義で契約するほうが安く済むケースもあります。

法人向け光回線の料金比較
| サービス名 | 月額料金(目安) | 回線速度 | 固定IP | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ | 41,100円~ | 最大1Gbps(専有型) | ○ | NTT公式、帯域専有 |
| フレッツ光ネクスト(法人契約) | 5,940円~ | 最大1Gbps(共有型) | プロバイダ次第 | 個人向けと同等品質 |
| NURO Biz | 20,735円~ | 最大2Gbps | ○ | 高速・SLAあり |
| auひかり ビジネス | 6,160円~ | 最大1Gbps | ○(有料) | au系セット割あり |
| ビッグローブ光 法人 | 5,478円~ | 最大1Gbps | ○(有料) | コスパ良し |
| 光コラボ各社(法人プラン) | 4,500円~6,000円 | 最大1Gbps | プロバイダ次第 | 選択肢が多い |
料金の幅が大きい理由
法人向け光回線は月額5,000円台~4万円超までかなり幅があります。この差は主に以下の要素で決まります。
専有型 vs 共有型
フレッツ光の「ビジネスタイプ」のように、回線の帯域を専有できるプランは料金が高いです。混雑時間帯でも速度が落ちないため、常に安定した通信が必要な業種(コールセンター、クラウドサービスなど)に適しています。
一方、共有型は個人向けと同じ回線を共有する形です。料金は安いですが、夜間などに速度が落ちる可能性があります。とはいえ、一般的なオフィスワーク(メール、Web、ビデオ会議)なら共有型で十分です。
固定IPの有無
固定IPアドレスが必要かどうかで料金が変わります。自社でサーバーを立てたり、拠点間VPNを構築したりする場合は固定IPが必要ですが、そうでなければ不要です。固定IP1つで月額1,000~3,000円くらいの追加費用がかかります。
SLA(品質保証)の有無
SLAがついていると、回線が一定時間以上ダウンした場合に料金が返金されます。ミッションクリティカルな業務には必要ですが、中小企業や個人事業主レベルでは必須ではないケースが多いです。

中小企業・SOHO向けのおすすめは?
従業員数が10人以下くらいの中小企業やSOHOなら、高い法人専用プランを選ぶ必要がないケースが多いです。おすすめの選び方を紹介します。
固定IPが不要な場合
光コラボの個人向けプランを法人名義で契約するのがコスパ最強です。ビッグローブ光やenひかりなら月額4,000~5,000円台で使えますし、IPv6対応で速度も十分です。
固定IPが必要な場合
フレッツ光+固定IP対応プロバイダ(インターリンクやGMOなど)の組み合わせか、auひかりビジネスがおすすめです。月額6,000~8,000円程度で収まります。
速度と安定性を最重視する場合
NURO Bizが候補に入ります。最大2Gbpsの高速回線にSLAもついて、法人向けサポートも充実しています。月額2万円台は安くありませんが、回線品質は折り紙付きです。
従業員10人以下の小規模オフィスなら、光コラボの法人契約(月額5,000円台)で十分なケースがほとんどです。固定IPやSLAは本当に必要な場合のみ検討してください。
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法人契約のメリット
経費として全額計上できる
法人名義で契約すれば、月額料金・工事費・ルーター代などすべて経費として処理できます。個人事業主の場合も、事業用割合に応じて按分して経費計上が可能です。
請求書払いに対応
法人向けプランは請求書払いや口座振替に対応しているところが多いです。法人のクレジットカードがなくても契約しやすい点はメリットです。
法人専用サポート
個人向けのサポート窓口だと混雑して繋がりにくいことがありますが、法人専用窓口は比較的つながりやすい傾向があります。トラブル時の対応も優先的に行われることが多いです。
契約時の注意点
工事費の確認
法人向けプランでも工事費は別途かかるのが一般的です。新築オフィスだと配管工事が必要になって追加費用が発生するケースもあるため、事前に見積もりを取りましょう。
複数拠点の場合はまとめ割
店舗やオフィスが複数ある場合、同じ事業者でまとめて契約すると割引が受けられることがあります。NTTの「フレッツ光 グループ割」などの活用を検討してください。
バックアップ回線の検討
業務で回線が止まると損失が大きい場合は、メイン回線に加えてモバイル回線をバックアップとして用意しておくことも有効です。WiMAXやホームルーターなら工事不要ですぐに導入できます。

まとめ
法人向け光回線は選択肢が多く料金もピンキリですが、自社に本当に必要なスペックを見極めれば、無駄に高いプランを選ばずに済みます。中小企業やSOHOなら、光コラボの法人契約(月額5,000円台)で十分なことが多いです。個人向け光回線の比較は光回線おすすめ比較もあわせてどうぞ。
固定IPやSLAが必要な場合だけ、法人専用プランを検討しましょう。まずは複数社から見積もりを取って比較するのがおすすめです。
参考リンク:
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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