光回線のONU(光回線終端装置)には複数のランプが付いており、それぞれが機器の状態を示している。「いつもと違うランプの色になっている」「ランプが消えている」といった異変に気づいたとき、何が起きているのかわからないと不安になるだろう。
この記事では、ONUの各ランプが何を意味しているのかを色・状態ごとにわかりやすく解説する。正常時と異常時の見分け方、トラブル時の対処法も紹介するので、参考にしてほしい。

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ONU(光回線終端装置)とは?
ONUとは、光ファイバーケーブルで届く光信号をデジタル信号に変換するための装置だ。光回線を契約すると、回線事業者からレンタルで提供されるのが一般的で、インターネット接続に欠かせない基本機器となっている。
ONUの前面には複数のランプ(インジケーター)が配置されており、それぞれが機器や回線の状態を表示している。ランプの種類は機種によって若干異なるが、基本的な構成は共通している。
ONUの主要ランプ一覧と正常時の状態
NTTのフレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光などの光コラボで使われるONUを例に、主要なランプの意味を解説する。
1. 電源ランプ
ONUの電源が入っているかどうかを示すランプ。
- 緑点灯:正常。電源がオンになっている
- 消灯:電源が入っていない。電源コードの接続を確認
- 赤点灯:機器の故障の可能性がある
- 赤点滅:ファームウェアのダウンロード中(自動更新)。時間が経てば緑に変わる
2. 認証ランプ
光回線事業者側から、ONUが正しい契約者のものとして認証されているかを示すランプ。
- 緑点灯:正常。事業者との認証が完了している
- 消灯:認証が取れていない。ONU自体の不具合、または事業者側の障害の可能性
- 緑点滅:認証処理中(起動直後は正常な動作)
3. 光回線ランプ
ONUと光ファイバーケーブルが正しく接続できているかを示すランプ。
- 緑点灯:正常。光回線が接続されている
- 消灯:光ファイバーケーブルとの接続が切れている可能性がある
- 橙点灯:ONU本体の故障の可能性が高い
- 橙点滅:ファームウェア更新中(正常な動作)
4. UNIランプ
ONUとルーターやPCなどの接続機器が通信できているかを示すランプ。
- 緑点灯:正常。LANケーブルで接続された機器とリンクが確立している
- 緑点滅:データの送受信中。正常な動作
- 消灯:接続機器との通信ができていない。LANケーブルの抜けや緩みを確認

ランプの状態別|トラブル対処法
ケース1:電源ランプが消灯している
電源が入っていない状態。以下を確認しよう。
- 電源アダプターがONUとコンセントにしっかり挿さっているか確認
- 電源コードに損傷がないか目視確認
- 別のコンセントに差し替えてみる
- それでも点灯しない場合は、電源アダプターまたはONU本体の故障が考えられるため、回線事業者に連絡
ケース2:認証ランプが消灯している
事業者との認証ができていない状態。通信障害が原因の可能性もある。
- ONUを再起動する(電源を抜いて2分以上待ってから再投入)
- 事業者のWebサイトやSNSで通信障害情報が出ていないか確認
- 再起動後も復旧しない場合は、事業者に問い合わせ
ケース3:光回線ランプが消灯している
光ファイバーケーブルとの接続が切れている可能性がある。
- 光ファイバーケーブルがONU背面のポートにしっかり挿さっているか確認
- 光ファイバーケーブルが折れ曲がったり踏まれたりしていないか確認
- 壁の光コンセント側の差し込みも確認
- 改善しない場合は、ケーブルの断線またはONU故障の可能性あり。事業者に連絡
ケース4:UNIランプが消灯している
ルーターやPCとの接続が切れている状態。
- LANケーブルがONUとルーター(またはPC)にしっかり挿さっているか確認
- LANケーブルを別のものに交換してみる
- ルーター側の問題の可能性もあるため、ルーターも再起動
再起動の正しい手順
- ルーター → ONUの順番で電源プラグを抜く
- 2分以上そのまま待つ
- ONU → ルーターの順番で電源プラグを挿す
- 各ランプが正常に点灯するまで数分待つ
ランプが正常なのにインターネットに繋がらない場合
ONUのすべてのランプが正常に点灯しているのにインターネットに繋がらない場合は、ONU以外に原因がある可能性が高い。
- ルーターの設定ミス:プロバイダーのID・パスワードが正しく設定されているか確認
- ルーターの故障:ルーターのランプ状態も確認。異常があればルーターの再起動や交換を検討
- PC・スマホ側の問題:WiFiの接続設定やIPアドレスの取得状況を確認
- 通信障害:プロバイダーや回線事業者で障害が発生している可能性。公式サイトやSNSで確認

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ホームゲートウェイのランプについて
ONUとルーターが一体化した「ホームゲートウェイ」の場合は、上記4つのランプに加えて以下のランプが搭載されていることがある。
PPPランプ
プロバイダーとの接続が確立しているかを示すランプ。緑点灯していれば正常で、消灯している場合はプロバイダーの接続設定(ID・パスワード)に問題がある可能性がある。IPv6接続(IPoE方式)を利用している場合は、PPPランプが消灯しているのが正常な場合もある。
ひかり電話ランプ
ひかり電話(光IP電話)サービスを利用している場合に点灯するランプ。緑点灯が正常で、消灯している場合はひかり電話が利用できない状態を示す。ひかり電話を契約していない場合は、消灯しているのが正常だ。
ACTランプ
機器の動作状態を示すランプ。点灯・点滅していれば機器が正常に動作していることを示す。消灯している場合は機器が停止している状態だ。
ONUのランプに異常が起きやすいタイミング
ONUのランプに異常が出やすいのは、以下のようなタイミングだ。知っておくと、いざという時に冷静に対処しやすくなる。
- 落雷・停電の後:停電からの復旧時にONUが正常に再起動できず、ランプが異常な状態になることがある
- ファームウェア更新直後:更新中は一時的にランプの状態が変わるが、完了すれば正常に戻る
- 光ファイバーケーブルに負荷がかかったとき:家具の移動やペットが引っ掻くなどでケーブルが動くと、接続不良が起きることがある
- 夏場の高温環境:機器が高温になると動作が不安定になり、ランプが異常を示すことがある。通気性の確保が大切だ
よくある質問(Q&A)
Q. ONUのランプは機種によって違う?
ランプの名称や数は機種によって多少異なる。ホームゲートウェイ(ONUとルーター一体型)の場合は、さらにPPPランプやひかり電話ランプなどが追加されていることもある。詳しくは機器の取扱説明書を確認しよう。
Q. ランプが全部消えているのは故障?
電源プラグが抜けているか、停電の可能性がある。まずはコンセントと電源アダプターの接続を確認しよう。それでも消灯している場合は、ONU本体または電源アダプターの故障が疑われる。
Q. 故障と判断されたら交換は無料?
回線事業者からレンタルされているONUの場合、通常使用での故障であれば無償で交換してもらえることが多い。ただし、利用者の過失(落下・水濡れなど)による故障は有償になる場合もある。
ONUのランプ確認を習慣にしよう
ONUのランプは普段から意識することが少ないが、定期的に確認する習慣をつけておくと安心だ。以下のタイミングでチェックすることをおすすめする。
- 月1回の再起動時:ONU・ルーターを月に1回再起動するタイミングで、ランプの状態も確認する
- 通信速度が遅いと感じたとき:速度低下の原因特定の第一歩として、ランプの状態を確認する
- 停電・落雷の後:復旧後にランプが正常に点灯しているか確認する
ランプの正常状態を日頃から把握しておけば、異常が発生したときにすぐ気づくことができる。スマホで正常時のランプ状態を写真に撮っておくと、比較しやすくて便利だ。
まとめ|ランプの意味を知っておけば慌てない
ONUのランプは、機器と回線の状態を一目で確認できる便利な指標だ。電源・認証・光回線・UNIの4つのランプが全て緑に点灯していれば正常、何かが消灯や赤・橙に変わっていたら異常のサインと覚えておこう。
異常を見つけたら、まずはケーブルの抜き差し確認と再起動を試してみる。それでも復旧しない場合は、回線事業者のサポートに連絡すれば適切に対応してもらえる。
参考リンク:NURO光 ONUランプの症状別診断方法|eo光 ONUやホームゲートウェイのランプの対処法|NTT東日本 故障に関するFAQ
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