「光回線で電話も使えるらしいけど、通話品質は大丈夫?」「ひかり電話とIP電話の違いがよくわからない」こうした疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
光回線を使った電話サービスには、主に「ひかり電話(光電話)」と「IP電話」の2種類があります。どちらもインターネット回線を利用する点は共通ですが、通話品質や使える機能には大きな違いがあります。
この記事では、ひかり電話とIP電話の通話品質や料金、機能の違いを比較し、どちらを選ぶべきかをわかりやすく解説します。固定電話の導入を検討している方や、通信費を見直したい方はぜひ参考にしてください。

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ひかり電話とIP電話の基本的な違い
まず、ひかり電話とIP電話の基本的な違いを表で確認しましょう。
| 項目 | ひかり電話(光電話) | IP電話 |
|---|---|---|
| 回線 | 光回線(専用帯域) | インターネット回線(共有帯域) |
| 通話品質 | 高品質(アナログ電話並み) | ネットワーク環境に左右される |
| 電話番号 | 03など市外局番号 | 050から始まる番号 |
| 緊急通報(110・119) | 利用可能 | 利用不可 |
| フリーダイヤル(0120) | 利用可能 | 利用不可の場合がある |
| 月額基本料 | 550円程度 | 無料~330円程度 |
| 通話料 | 固定電話宛8.8円/3分 | 固定電話宛8円前後/3分 |
通話品質の違いを詳しく解説
ひかり電話の通話品質
ひかり電話は光回線の専用帯域を使用して通話を行うため、インターネットの混雑状況に影響されにくいのが特徴です。ノイズに強く、遅延が少なく、相手の声が聞き取りやすいという大きなメリットがあります。
従来のアナログ固定電話と比べても、通話品質に大きな差はありません。ビジネス用途でも十分使えるクリアな音質が保たれています。NTTが定めるクラスAの通話品質基準を満たしているため、安定性は折り紙付きです。
IP電話の通話品質
IP電話はインターネット回線の共有帯域を利用するため、ネットワークの混雑状況によって通話品質が変動します。光回線を使っている場合は比較的安定していますが、時間帯によっては音声が途切れたり、遅延が発生したりすることがあります。
特にモバイル回線経由の場合は品質が低下しやすいです。ビジネスでの利用や長時間の通話が多い方は、安定性を重視してひかり電話を選んだほうが安心です。
通話品質を左右する要因
IP電話の通話品質は以下の要因に大きく影響されます。
- 回線の混雑度:夜間などインターネット利用者が増える時間帯は品質が低下しやすい
- ルーターの性能:古いルーターだと音声パケットの処理が追いつかないことがある
- 同時接続数:家族が同時に動画視聴やオンラインゲームをしていると通話品質に影響する
- Wi-Fiの電波状況:無線LAN経由の場合は有線接続より不安定になりやすい

ひかり電話が向いている人
- 通話品質を重視する人
- 緊急通報(110・119)やフリーダイヤルも使いたい人
- 市外局番号(03など)を使いたい人
- ビジネスでの利用を考えている人
- FAXを使う必要がある人
- スマホのセット割引を活用したい人
IP電話が向いている人
- とにかく電話代を安く済ませたい人
- 電話番号は050番号で問題ない人
- 緊急通報はスマホからかけると割り切っている人
- サブの電話番号が欲しい人
- 固定電話の基本料金をゼロにしたい人
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主要サービスのひかり電話を比較
| サービス | 月額基本料 | 通話料(固定電話宛) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| NTTひかり電話 | 550円 | 8.8円/3分 | 光回線電話の定番 |
| auひかり電話 | 550円 | 8.8円/3分 | auスマートバリュー対象 |
| ソフトバンク光電話 | 光BBユニットに含まれる | 8.789円/3分 | おうち割セットでお得 |
| NURO光でんわ | 550円(北海道・関東) | 8.789円/3分 | ソフトバンクスマホとセット割 |
どのサービスも通話料は大きな差がなく、固定電話宛の通話なら非常に安価です。スマホのセット割との組み合わせで選ぶのがお得です。例えば、ドコモユーザーならドコモ光+ひかり電話、auユーザーならauひかり+auひかり電話といった選び方がおすすめです。
ひかり電話の注意点
- 光回線の解約で電話番号がなくなる:光回線を解約すると、ひかり電話の電話番号も失われる可能性があります。NTTのアナログ回線で取得した番号であれば、アナログ回線に戻すことで番号を維持できる場合もあります
- 停電時は使えない:光回線が電源を必要とするため、停電時は通話できません。緊急時にはスマートフォンを利用してください
- 番号ポータビリティに制限がある:ひかり電話で新規取得した番号は、別のサービスに移行できない場合があります
特に停電時に固定電話が使えなくなる点は重要です。防災の観点から、スマートフォンのバッテリーを常に充電しておくなどの備えをしておきましょう。

よくある質問(Q&A)
Q. 今の電話番号をそのままひかり電話に引き継げる?
はい、NTTのアナログ回線で取得した電話番号であれば、原則としてそのまま引き継ぐことができます(番号ポータビリティ)。ただし、ひかり電話で新規取得した番号は、別のサービスに移行できない場合があるので注意が必要です。
Q. ひかり電話の通話が途切れることはある?
光回線が安定していれば、通話が途切れることはほぼありません。万が一途切れる場合は、ルーターの再起動やファームウェア更新を試してみてください。改善しない場合はプロバイダのサポートに相談しましょう。
Q. スマホがあれば固定電話は不要?
スマホだけでも通話はできますが、ひかり電話には「スマホのセット割引が適用される」「固定電話宛の通話料が安い」「安定した通話品質」といったメリットがあります。FAXを使う場合も固定電話が必要です。
Q. ひかり電話でFAXは使える?
はい、ひかり電話の回線でFAXの送受信は問題なくできます。既存のFAX機器をそのまま接続するだけで利用可能です。ただし、スーパーG3などの高速FAXモードは非対応の場合があるため、送受信に問題がある場合は通信速度を下げる設定にしてみてください。
ひかり電話の申し込みから開通までの流れ
ひかり電話は光回線と同時に申し込むのが最もスムーズです。流れは以下のとおりです。
- 光回線(フレッツ光、ドコモ光、ソフトバンク光など)を申し込む際に、ひかり電話オプションを追加する
- 光回線の開通工事と同時にひかり電話も開通する
- ホームゲートウェイの電話ポートに電話機を接続する
- 受話器を上げて発信音(ツーッ)が聞こえれば利用開始
既に光回線を利用中の方は、後からひかり電話を追加申し込みすることも可能です。その場合は工事不要でリモートで開通するケースが多く、申し込みから数日で利用開始できます。
アナログ電話からひかり電話に切り替えるメリット
アナログ電話(NTTの加入電話)からひかり電話に切り替えると、以下のメリットがあります。
- 基本料金が安くなる:アナログ電話の月額基本料は1,870円程度(住宅用)ですが、ひかり電話なら550円で利用可能です
- 通話料も安くなる:アナログ電話は距離によって通話料が変わりますが、ひかり電話は全国一律8.8円/3分です
- 番号がそのまま使える:NTTで取得した番号なら、番号ポータビリティで同じ番号をひかり電話でも使えます
月々の通信費を抑えたい方にとって、アナログ電話からひかり電話への乗り換えは非常に有効な選択肢です。基本料金だけでも毎月1,300円以上の節約になります。

ひかり電話と携帯電話の併用がお得
光回線を契約しているなら、ひかり電話もセットで契約するのがおすすめです。ドコモ光ならドコモ光電話、auひかりならauひかり電話、ソフトバンク光ならホワイト光電話と、各光回線に対応した電話サービスがあります。
ひかり電話をセットで契約することで、スマホのセット割引の適用条件を満たせるケースもあります。固定電話の通話料節約とスマホ代の割引、両方のメリットを受けられるので、光回線を契約するならひかり電話も合わせて検討しましょう。
まとめ
光回線のIP電話サービスを選ぶ際は、通話品質・電話番号・緊急通報への対応を基準に考えましょう。品質と機能の充実度ではひかり電話が優れており、コスト重視ならIP電話も選択肢になります。
自宅に固定電話を導入するなら、通話品質・安定性・緊急通報の面でひかり電話が最も安心です。月額550円と非常に手頃な価格設定なので、光回線を契約する際はセットでの申し込みをぜひ検討してみてください。
各サービスの詳細は、NTTドコモのIP電話と光電話の違い解説や、テレワープの光電話とIP電話の比較、eo光のサービス解説コラムも参考にしてみてください。
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