オンラインゲームをプレイしていると「Ping値」は非常に気になるポイントです。FPSやバトロワ系では、Ping値がたった10ms違うだけで勝敗に直結することもあります。
この記事では、光回線のPing値を下げるための具体的な方法をまとめて紹介します。「ラグのせいで負けた」という状況を減らすために、しっかり対策しておきましょう。
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そもそもPing値とは?
Ping値(レイテンシ)とは、自分のPCやゲーム機からサーバーにデータを送り、返ってくるまでの時間のことです。単位は「ms(ミリ秒)」で、この数値が小さいほど応答が速い、つまりラグが少ないことを意味します。
なお、下り速度(ダウンロード速度)とPing値はまったく別の指標です。速度が100Mbps出ていてもPingが高ければラグが発生しますし、速度が50MbpsでもPingが低ければサクサク動くことが多いです。

用途別のPing値の目安
- 0〜15ms:最高レベル。FPSの大会でも問題なし
- 16〜30ms:快適。ほとんどのオンラインゲームでストレスなし
- 31〜50ms:普通。カジュアルゲームなら問題ないレベル
- 51〜100ms:やや遅い。FPSだとラグを感じる場面がある
- 100ms以上:ラグを強く感じる。ゲームによってはまともにプレイできない
Ping値を下げる10の方法
方法1:有線LAN接続にする(効果:大)
WiFiからLANケーブルに切り替えるだけで、Ping値が劇的に改善するケースは多いです。WiFiは電波の特性上、どうしてもパケットロスやジッター(遅延のブレ)が発生しやすくなります。
LANケーブルはCAT6以上を使いましょう。CAT5eでも100Mbpsまではカバーできますが、CAT6のほうが安定性に優れています。ゲーミング用として販売されている「フラットタイプ」のCAT6Aケーブルがおすすめです。WiFiから有線に変えただけでPingが20ms以上改善するケースもあります。
方法2:DNSサーバーを変更する(効果:中)
DNSサーバーをプロバイダ標準のものから変更すると、Ping値が改善することがあります。おすすめのパブリックDNSは以下のとおりです。
- Google Public DNS:8.8.8.8 / 8.8.4.4
- Cloudflare DNS:1.1.1.1 / 1.0.0.1
- Quad9:9.9.9.9 / 149.112.112.112
設定方法はOSによって異なりますが、Windowsなら「ネットワーク接続」→「プロパティ」→「IPv4のプロパティ」からDNSサーバーのアドレスを手動入力するだけです。Cloudflareの公式設定ガイドがわかりやすいのでぜひ参考にしてください。
方法3:IPv6 IPoE接続に切り替える(効果:大)
まだIPv4 PPPoE接続を使っているなら、IPv6 IPoE(v6プラス、transixなど)への切り替えを検討してください。PPPoE方式はNTTの網終端装置で混雑が起きやすく、Ping値にも影響します。
IPv6 IPoEに切り替えると、混雑ポイントを回避できるためPing値が安定しやすくなります。プロバイダに問い合わせれば無料で切り替えできる場合がほとんどです。

方法4:ルーターのQoS設定を活用する(効果:中)
QoS(Quality of Service)は、特定のアプリやデバイスの通信を優先する機能です。ゲーミングルーターには大抵搭載されています。
ゲームの通信を最優先に設定すれば、家族がYouTubeを視聴していても自分のゲームのPing値は安定します。設定方法はルーターによって異なるため、取扱説明書を確認してください。
方法5:ゲーミングルーターに買い替える(効果:中〜大)
一般的なルーターとゲーミングルーターの大きな違いは、パケット処理の優先制御機能です。ASUSのROGシリーズやTP-LinkのArcherシリーズには、ゲーム通信を自動で優先してくれる機能が搭載されています。
記事執筆時点では、WiFi 7対応のゲーミングルーターも増えてきており、有線接続が難しい環境でもかなり低遅延を実現できるようになっています。
方法6:バックグラウンドの通信を止める(効果:中)
ゲーム中に裏でWindowsアップデートが走っていたり、クラウドストレージが同期していたりすると、Ping値が跳ね上がることがあります。ゲームをする前に以下の項目をチェックしましょう。
- Windows Updateの配信の最適化をオフにする
- OneDriveやDropboxの同期を一時停止する
- ブラウザのタブを閉じる(特に動画サイト)
- Steam等のゲームクライアントの自動アップデートを停止する
方法7:ルーターのファームウェアを更新する(効果:小〜中)
ルーターのファームウェアが古いと、不具合やパフォーマンスの低下が起きることがあります。メーカーの公式サイトで最新のファームウェアを確認し、更新しておきましょう。
方法8:ルーターを定期的に再起動する(効果:小)
ルーターを1〜2週間に1回ほど再起動するだけでも効果があります。メモリリークや一時的な不具合がリセットされるためです。タイマー付きのスマートプラグを使えば自動化も可能です。
方法9:回線自体を見直す(効果:大)
フレッツ光のマンションタイプ(VDSL)を使っている場合、回線自体がボトルネックになっていることがあります。NURO光やauひかりなどの独自回線は、NTTのフレッツ網を通らないためPing値が低くなる傾向があります。
みんなのネット回線速度では、各回線のPing値の実測データも確認できるため、乗り換え先を検討する際に参考にしてください。

方法10:ゲームサーバーの選択を見直す(効果:中)
ゲーム内でサーバーを選べる場合は、物理的に近いサーバーを選びましょう。日本にお住まいなら、東京サーバーが一番Ping値が低くなることが多いです。海外サーバーだと距離の分だけ遅延が増えます。
Ping値の測定方法
まずは現状のPing値を把握しましょう。測定方法はいくつかあります。
コマンドプロンプトで測定
Windowsのコマンドプロンプトで「ping google.com」と入力すると、Googleのサーバーへのレイテンシが測定できます。ゲームサーバーのIPアドレスがわかる場合は、そのIPに対してpingを打つとより正確な値がわかります。
速度測定サイトで測定
Speedtest by Ooklaを使えば、ブラウザからワンクリックでPing値を測定できます。ダウンロード速度やアップロード速度も同時に測れるため便利です。
ゲームジャンル別の推奨Ping値
ゲームのジャンルによって、求められるPing値は大きく異なります。
- FPS・TPS(Apex、Valorantなど):20ms以下が理想、30ms以下なら許容範囲
- 格闘ゲーム(ストリートファイターなど):30ms以下が理想
- MOBA(LoLなど):40ms以下なら快適
- MMO RPG(FF14など):50ms以下なら問題なし
- カードゲーム・ターン制:100ms以下なら十分
FPSや格闘ゲームなどリアルタイム性が求められるジャンルほど、低いPing値が必要になります。自分がプレイするジャンルに合わせた目標値を設定しましょう。
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まとめ
Ping値を下げるために最も効果的なのは、有線LAN接続にすることとIPv6 IPoEに切り替えることです。この2つだけで劇的に改善する方が多いです。
それでも改善しない場合は、ルーターの買い替えやバックグラウンド通信の見直し、最終手段として回線自体の乗り換えを検討してみてください。ゲームの勝敗はスキルだけでなくネット環境にも左右されるため、ぜひ対策に取り組んでみてください。

※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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