光回線を選ぶとき、「結局どこが一番速いの?」と疑問に思う方は多いです。
公式サイトには「最大1Gbps」「最大10Gbps」と記載されていますが、これはあくまで理論上の最大値です。実際に自宅で使ったときの速度(実測値)は、理論値とかなり異なるケースが珍しくありません。
この記事では、実測データをもとに光回線の速度をおすすめ順に比較しています。回線選びの参考にしてください。
結局どれが安い? 主要10社を料金順に比較しました

光回線の速度を比較するときの基礎知識
おすすめの紹介に入る前に、速度に関する基本的な知識を押さえておきましょう。
「最大速度」と「実測速度」は全然違う
光回線の公式サイトに書いてある「最大1Gbps」は、理論上の最大値です。実際に1Gbps出ることはまずありません。これは光回線に限らず、通信サービス全般に言えることです。
実測では、1Gbpsプランで200~500Mbps出ていればかなり優秀です。100Mbps以上あれば日常的な使い方でストレスを感じることはほぼありません。
速度に影響する要因
同じ光回線を使っていても、速度は以下の要因で大きく変わります。
- 回線の種類:独自回線(NURO光、auひかりなど)はフレッツ光系より速い傾向
- プロバイダ:同じフレッツ光系でもプロバイダによって速度差がある
- 接続方式:IPv6(IPoE)接続のほうがIPv4(PPPoE)より速い
- 時間帯:夜間は利用者が増えて遅くなりやすい
- 宅内環境:WiFiルーターの性能やLANケーブルの規格も影響する
意外と見落とされがちなのが最後の宅内環境です。回線を乗り換える前に、ルーターの世代を確認しておくだけで結果が変わることもあります。


光回線 実測速度おすすめ比較
おすすめ①:NURO光
- 平均下り速度:約580Mbps
- 平均上り速度:約530Mbps
- 平均Ping値:約12ms
- プラン:最大2Gbps / 10Gbps
実測速度で圧倒的なのがNURO光です。独自回線でG-PON技術を採用しており、標準プランで最大2Gbpsというスペックが大きな強みです。実測でも500Mbps超えが出ることが多く、Ping値も低いためオンラインゲーム用途にも適しています。
ただし提供エリアが限られている点には注意が必要です。契約前に自分の住所が対応エリアかどうか確認しておきましょう。
月額は戸建て・マンションとも5,500円で、ソフトバンクのおうち割 光セットにも対応しています。速度重視でこの記事を読んでいるなら、使えるかどうかがそのまま結論になるので、まずはエリア確認から進めるのが早いです。
おすすめ②:auひかり
- 平均下り速度:約510Mbps
- 平均上り速度:約480Mbps
- 平均Ping値:約15ms
- プラン:最大1Gbps / 5Gbps / 10Gbps
auひかりもKDDI独自回線を使っているため安定して速いです。5Gbps・10Gbpsプランが使えるエリアなら、NURO光に匹敵する速度が期待できます。auスマホユーザーならセット割も適用されるため、速度と料金のバランスに優れています。



おすすめ③:eo光(関西エリア限定)
- 平均下り速度:約490Mbps
- 平均上り速度:約450Mbps
- 平均Ping値:約15ms
- プラン:最大1Gbps / 5Gbps / 10Gbps
関西エリアで圧倒的な人気を誇るeo光は、関西電力系の独自回線のため混雑しにくく、実測速度もかなり優秀です。関西在住の方なら、まず検討すべき回線の一つです。
おすすめ④:コミュファ光(東海エリア限定)
- 平均下り速度:約470Mbps
- 平均上り速度:約420Mbps
- 平均Ping値:約16ms
- プラン:最大1Gbps / 10Gbps
東海エリアならコミュファ光が有力候補です。中部電力系の独自回線で、地域密着型のサービスが特徴です。料金も比較的リーズナブルで、東海在住なら検討する価値があります。
おすすめ⑤:ドコモ光(GMOとくとくBB)
- 平均下り速度:約300Mbps
- 平均上り速度:約280Mbps
- 平均Ping値:約19ms
- プラン:最大1Gbps / 10Gbps
フレッツ光系(光コラボ)の中では、GMOとくとくBBをプロバイダにしたドコモ光が速いです。v6プラス対応で混雑を回避できるのが大きなポイントです。ドコモユーザーならセット割も使えるためコスパにも優れています。





なぜ独自回線は速いのか
おすすめを見ると、上位はNURO光やauひかりなど独自回線が占めています。
フレッツ光系(ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光など)は、NTTのフレッツ光回線を多くの事業者で共有しています。利用者が多い分、混雑しやすい傾向があります。特に夜間のゴールデンタイムは速度が落ちやすいです。
一方、独自回線は自社の回線設備を使っているため、フレッツ光系に比べて混雑しにくい構造になっています。そのため実測速度でも差が出やすいという仕組みです。
独自回線は自社設備を使うため混雑しにくく、実測速度が出やすい傾向があります。ただし提供エリアが限定されている点には注意が必要です。
とはいえ独自回線はエリアが限られるため、全国どこでも申し込める光コラボから選ぶ方が多数派です。GMOとくとくBB光はv6プラスに対応しており、月額はプロバイダー料込みで戸建て5,390円・マンション4,290円。契約期間の縛りがなく解約違約金も0円なので、実際の速度を試してみて合わなければ違約金なしで乗り換えられます(支払いはクレジットカードのみ)。



光回線のおすすめ比較は以下の記事で詳しく解説しています。



速度を改善するためにできること
「今使っている光回線が遅い」と感じる場合は、回線の乗り換えを検討する前にまず以下を試してみてください。
IPv6(IPoE)接続に切り替える
まだIPv4(PPPoE)接続のままの場合は、IPv6(IPoE)に切り替えるだけで劇的に速くなることがあります。プロバイダに問い合わせれば無料で変更できることが多いです。
WiFiルーターを見直す
古いルーターを使っていると、回線自体は速くてもルーターがボトルネックになっているケースがあります。WiFi 6E以上に対応したルーターに買い替えると改善する可能性があります。
LANケーブルの規格を確認する
有線接続している場合、LANケーブルの規格も重要です。CAT5以下の古いケーブルだと速度が出ません。最低でもCAT6以上のケーブルを使いましょう。


用途別の必要速度の目安
そもそもどれくらいの速度が必要なのか、用途別にまとめました。
- Webサイト閲覧・メール:10Mbps以上
- YouTube(HD画質):25Mbps以上
- YouTube(4K画質):50Mbps以上
- Zoom・Teams(ビデオ会議):30Mbps以上
- オンラインゲーム:50Mbps以上+Ping値30ms以下
- 大容量ファイルのダウンロード:100Mbps以上あると快適
実測で100Mbps以上出ていれば、ほとんどの用途で問題ありません。「最速」にこだわりすぎる必要はありませんが、快適さを求めるなら200Mbps以上は欲しいところです。
光回線の速度が遅い場合の改善方法は以下の記事も参考にしてください。



10Gbpsプランは必要?
記事執筆時点では10Gbpsプランを提供する光回線も増えてきました。ただし、一般家庭で10Gbpsが必要になるケースはまだ少ないのが実情です。
10Gbpsプランは月額料金が高めですし、対応ルーターやLANケーブル(CAT6A以上)も必要です。よほど大容量のデータを日常的にやり取りする、あるいは家族が大人数で同時にヘビーな使い方をするといった場合を除けば、1~2Gbpsプランで十分です。
逆に言えば、1Gbpsプランのままでもケーブルの規格を揃えるだけで体感が変わることがあります。数百円から見直せる部分なので、先に手を付けておくと無駄がありません。
10Gbpsプランは月額料金・対応機器ともにコストがかかります。一般家庭では1~2Gbpsプランがコスパ面で最適な選択肢です。
まとめ:速度重視なら独自回線、コスパ重視なら光コラボ
光回線の速度を比較すると、独自回線が上位を占める結果になりました。
- 速度最優先:NURO光、auひかり
- 地方で速い回線:eo光(関西)、コミュファ光(東海)
- 全国対応で安定:ドコモ光(GMOとくとくBB)、ソフトバンク光
ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っているなら、おうち割 光セットが使えるソフトバンク光が候補になります。月額は戸建て5,720円・マンション4,180円で、他社の違約金を最大10万円まで負担する「あんしん乗り換えキャンペーン」も用意されています。なお2026年12月1日から一律330円の料金改定が予定されており、改定後は戸建て6,050円・マンション4,510円になります。



ただし、速度だけでなく料金やスマホセット割も含めたトータルで考えることが大切です。速度の実測データはみんなのネット回線速度で自分の地域のデータを確認できるため、契約前にチェックしておくことをおすすめします。
また、総務省のブロードバンド基盤整備ページでは、全国の通信インフラに関する最新情報が公開されています。エリアの整備状況を確認するのにも役立ちます。


※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。



