こんにちは、WiFiナビゲーターのナビ助です。今回は光回線の速度が遅い時の原因と改善方法を、優先度の高い順に10個紹介していきます。
「光回線なのに速度が遅い…」「最大1Gbpsのはずなのに10Mbpsしか出ない…」そんな経験はないでしょうか?
実は光回線の速度が遅くなる原因は、回線そのものではなく、自宅の環境にあることが大半です。つまり、ちょっとした工夫で劇的に改善できるケースが多いってこと!
この記事では、本当に効果のあった改善方法を優先度順に紹介します。

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まず現在の速度を測定しましょう
改善方法を試す前に、まず現在の速度を正確に測定しましょう。「遅い気がする」ではなく、数値で把握することが大事です。
Speedtest by OoklaやFast.comで簡単に測定できます。測定時は以下の点に注意してください。
- できれば有線LAN接続で測定する(WiFiだとWiFiの影響を受けてしまう)
- 時間帯を変えて複数回測定する(夜間のゴールデンタイムが最も遅くなりやすい)
- 他の端末の通信を止めてから測定する
用途別の速度目安
| 用途 | 必要な速度 |
|---|---|
| Webサイト閲覧・メール | 10Mbps |
| YouTube(HD画質) | 5~10Mbps |
| YouTube(4K画質) | 25Mbps以上 |
| Zoom・テレワーク | 10~30Mbps |
| オンラインゲーム | 30Mbps以上(Ping値も重要) |
| 大容量ファイルのダウンロード | 100Mbps以上が快適 |
改善方法1:ルーターを再起動する【所要時間1分】
最も手軽で効果的な方法です。ルーターは24時間稼働し続けるとメモリがいっぱいになって処理速度が低下することがあります。電源を抜いて30秒待ってから再起動するだけで、速度が回復するケースが多いです。
定期的(週1回程度)にルーターを再起動する習慣をつけると、速度低下を予防できます。
電源を抜いて「30秒」待つのが大事!すぐに再接続するとリセットが不完全になることがあります。
改善方法2:IPv6(v6プラス)を有効にする【効果絶大】
これが最も効果が大きい改善方法かもしれません。従来のPPPoE接続は、NTTの網終端装置を経由するため、利用者が多い時間帯(特に夜間)に混雑して速度が低下します。
IPv6 IPoE接続(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクトなど)を使えば、この混雑ポイントを回避できるので、夜間でも速度が安定します。
確認方法
- プロバイダのマイページでIPv6オプションが有効になっているか確認
- v6プラス判定サイトで接続状態を確認
- ルーターがv6プラスに対応しているか確認
v6プラスを使うには対応ルーターが必要です。プロバイダからレンタルするか、対応ルーターを購入しましょう。

改善方法3:LANケーブルを交換する【コスパ最強】
意外と見落としがちなのがLANケーブルです。古いLANケーブル(CAT5以下)を使っていると、いくら光回線が速くてもケーブルがボトルネックになります。
| カテゴリ | 最大速度 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| CAT5 | 100Mbps | 交換推奨 |
| CAT5e | 1Gbps | OK |
| CAT6 | 1Gbps | おすすめ |
| CAT6A | 10Gbps | 将来性あり |
CAT5のケーブルを使っているなら、CAT6以上に交換するだけで劇的に速くなる可能性があります。LANケーブルは1,000円以下で買えるので、コスパ最強の改善方法ですね。
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改善方法4:WiFiルーターを買い替える
ルーターの性能が光回線の速度に追いついていないケースは非常に多いです。特に以下のような場合は買い替えを検討しましょう。
- 5年以上前のルーターを使っている
- WiFi 5(802.11ac)より古い規格のルーターを使っている
- v6プラスに対応していないルーターを使っている
- ルーターのLANポートが100Mbpsまでしか対応していない
記事執筆時点では、WiFi 6(802.11ax)対応のルーターを選ぶのがおすすめです。WiFi 6は従来のWiFi 5と比べて、最大速度、同時接続台数、電波の安定性が大幅に向上しています。
改善方法5:有線LAN接続にする
WiFi接続を有線LAN接続に変えるだけで、速度が2~3倍になることもあります。特にPCやゲーム機など、固定の場所で使う端末は有線接続がベストですね。
「ルーターから遠い部屋で有線接続するのは無理」という場合は、PLCアダプター(コンセントを使ってLANを延長する機器)やメッシュWiFiシステムも検討してみてください。

改善方法6:WiFiの周波数帯を変更する
2.4GHz帯は電波が遠くまで届きやすいですが、電子レンジやBluetooth機器と干渉しやすく、速度が低下しがちです。5GHz帯に切り替えると、干渉が減って速度が改善することが多いです。
ルーターの近くで使うなら5GHz帯、壁を挟んだ別の部屋で使うなら2.4GHz帯が向いています。
改善方法7:接続端末の数を減らす
スマホ、PC、タブレット、ゲーム機、スマートスピーカー、スマート家電…気づけば10台以上の端末がWiFiに接続されていることもありますよね。接続台数が多いと、ルーターの処理能力がパンクして速度が低下します。
使っていない端末のWiFiをオフにするだけでも改善する場合があります。
改善方法8:ルーターの置き場所を最適化する
ルーターの置き場所が悪いと、WiFiの電波が届きにくくなります。
ルーターの理想的な設置場所:
- 家の中心に近い場所に置く
- 床から1~2mの高さに設置する
- 電子レンジや金属製品から離す
- クローゼットや棚の中に入れない
改善方法9:DNSサーバーを変更する
Webサイトの表示が遅い場合、DNSサーバーがボトルネックになっている可能性があります。GoogleのパブリックDNS(8.8.8.8)やCloudflareのDNS(1.1.1.1)に変更すると、体感速度が改善することがあります。
設定方法はPCの「ネットワーク設定」→「DNSサーバーの設定」から変更できます。

改善方法10:光回線自体を乗り換える【最終手段】
ここまでの改善方法を全て試しても速度が改善しない場合、光回線自体に問題がある可能性があります。特に以下のケースでは乗り換えが効果的です。
- マンションのVDSL方式で最大100Mbpsしか出ない
- プロバイダの設備が混雑していて恒常的に遅い
- IPv6接続に対応していないプロバイダを使っている
速度を最優先にするなら、独自回線のNURO光やauひかりへの乗り換えがおすすめです。光コラボ内で乗り換えるなら、v6プラス対応のプロバイダを選びましょう。
各回線の実測速度はみんなのネット回線速度(みんそく)で確認できるので、乗り換え先の検討に役立ててください。
マンションのVDSL方式で速度が遅い場合
マンションで光回線を使っていて極端に遅い場合、VDSL方式(マンションの共有部分から各部屋まで電話線を使う方式)の可能性があります。VDSLは最大100Mbpsしか出ないので、根本的な改善が難しいです。
対策としては以下の選択肢があります。マンションで遅い場合の具体策はマンションの光回線速度改善ガイドでさらに詳しく解説しています。
- 管理組合に光配線方式への切り替えを相談する
- NURO光 for マンションなど、独自回線の導入を検討する
- ホームルーター(WiMAX、ドコモ home 5G)で代替する
VDSL方式のマンションでIPv6に切り替えても、最大速度の100Mbpsという制限は変わりません。ただし、混雑による速度低下は軽減されるので、やる価値はあります。
改善方法の優先度まとめ
| 優先度 | 改善方法 | 費用 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 1 | ルーター再起動 | 無料 | 中 |
| 2 | IPv6有効化 | 無料 | 大 |
| 3 | LANケーブル交換 | ~1,000円 | 中~大 |
| 4 | ルーター買い替え | 5,000~15,000円 | 大 |
| 5 | 有線LAN接続 | ~1,000円 | 大 |
| 6 | WiFi周波数変更 | 無料 | 小~中 |
| 7 | 接続端末数の削減 | 無料 | 小~中 |
| 8 | ルーター設置場所変更 | 無料 | 小~中 |
| 9 | DNS変更 | 無料 | 小 |
| 10 | 回線乗り換え | 0円~(キャンペーン活用) | 大 |
まとめ:まずはIPv6とルーターをチェック!
光回線の速度が遅い原因のほとんどは、IPv6が有効になっていない、ルーターが古い、LANケーブルが古いのいずれかです。この3つを見直すだけで、速度が劇的に改善するケースが非常に多いです。
特にIPv6(v6プラス)を有効にするのは効果絶大なので、まだの人は今すぐプロバイダのマイページで確認してみてください。お金をかけずにできる改善方法も多いので、一つずつ試してみましょう!

※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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