「自宅に光回線をもう1本引きたいけど、そんなことはできるの?」という疑問を持っている方は、実は多くいます。
結論から言うと、自宅に光回線を2回線引くことは可能です。ただし条件や注意点がいくつかあるため、この記事で詳しく解説します。
🐕 ナビ助のおすすめ!
なぜ2回線必要になるのか
そもそもどのような人が2回線引きたいと思うのか、主なケースを紹介します。
ケース1:仕事用とプライベート用を分けたい
テレワークの普及により、仕事用とプライベート用の回線を分けたいという需要が増えています。特にセキュリティ面で、業務データが流れる回線と家族がYouTubeを観る回線を分けたいという考えは合理的です。Zoom会議中に家族が動画を見始めると、映像がカクカクになるケースもあります。
ケース2:ゲーム専用回線が欲しい
FPSなどのオンラインゲームで、家族の通信の影響を受けずに低Ping値を維持したい方に需要があります。1回線だと家族がNetflixを観ている間にPing値が跳ね上がることがあるためです。
ケース3:配信用と視聴用を分けたい
YouTuberやストリーマーが、配信用の回線を別に確保したいケースです。配信中に他の通信が入ると品質が下がるため、専用回線を持つメリットは大きいです。
ケース4:バックアップ用
メイン回線が落ちた際のバックアップとして、もう1回線確保しておきたい方もいます。在宅で仕事をしている場合、回線障害が直接収入に影響するため、保険として有効です。

2回線引く方法
方法1:同じ回線事業者で2契約する
同じ事業者(例:NTTフレッツ光を2回線)で申し込む方法です。ただし、同一住所での2契約を受け付けてくれるかは事業者によって異なります。NTTフレッツ光の場合、基本的には対応可能ですが事前確認が必要です。
方法2:異なる回線事業者で契約する(おすすめ)
最も現実的な方法です。例えば以下のような組み合わせが考えられます。
- フレッツ光系(光コラボ)+ NURO光
- フレッツ光系(光コラボ)+ auひかり
- フレッツ光系(光コラボ)+ 電力系光回線
異なる事業者なら物理的に別の光ファイバーを引き込むため、完全に独立した2回線になります。片方に障害が起きてももう片方は使えますし、回線の干渉もありません。
方法3:光回線+ホームルーター
2本目は光回線ではなくホームルーター(ドコモ home 5Gなど)にするという選択肢もあります。工事不要で導入できるため手軽です。メインの光回線のバックアップ用としては十分に機能します。
ただし速度や安定性は光回線に劣るため、バックアップや軽い用途向けと考えるのが適切です。
異なる回線事業者で契約する方法が最も現実的です。完全に独立した2回線になるため、障害時のリスク分散にもなります。
2回線引く場合の費用
初期費用
- 工事費:1回線あたり16,500円~44,000円(キャンペーンで無料の場合も)
- 事務手数料:1回線あたり3,300円
2回線分になるため単純に2倍です。ただし工事費無料キャンペーンを活用すれば初期費用は大幅に抑えられます。
月額費用
当然ながら2回線分の月額料金がかかります。戸建ての場合の例を見てみましょう。
- 光コラボ(約5,000円)+ NURO光(5,200円)= 月額約10,200円
- 光コラボ(約5,000円)+ auひかり(5,610円)= 月額約10,610円
月額1万円超えはかなりの負担になるため、本当に2回線が必要かはよく検討しましょう。

2回線引く時の注意点
注意1:物理的な引き込み経路
光ファイバーを2本引き込む必要があるため、引き込み口(エアコンのダクトや電話の配管など)に余裕があるか確認しましょう。場合によっては壁に新たな穴を開ける必要があります。
注意2:賃貸の場合は許可が必要
賃貸物件で2回線引く場合、大家さんや管理会社の許可が必要です。特に2本目の引き込みで壁に穴を開ける可能性がある場合は、必ず事前に相談してください。
注意3:マンションの場合は制約が多い
マンションでは以下のような制約があります。
- MDF(主配線盤)の空きポートがないと新規引き込みができない
- 管理組合の許可が必要な場合がある
- 共用部分の配管に空きがないと物理的に引けない
マンションで2回線を引くのは難易度が高いため、まずは管理会社に確認してみてください。
注意4:ネットワークの分離設定
2回線引いても、家庭内のネットワークをきちんと分離しないと意味がありません。それぞれの回線に別のルーターを接続して、デバイスごとにどちらの回線を使うか設定する必要があります。
具体的には以下のような使い分けになります。
- 仕事用PCは回線Aのルーターに接続
- 家族用デバイスは回線Bのルーターに接続
- ゲーム機は専用回線のルーターに有線接続
WiFiのSSIDを別にしておけば、接続先を間違えにくくなります。
注意5:電気代が増える
ONUとルーターがそれぞれ2セットになるため、地味に電気代が増えます。大きな金額ではありませんが(月数百円程度)、コスト計算に入れておきましょう。
賃貸物件で無断工事をするとトラブルの原因になります。2回線目の引き込みは必ず大家さん・管理会社に事前相談してください。
🐕 ナビ助のおすすめ!
2回線引かずに解決する方法
2回線引く前に、以下の方法で解決できないか検討してみましょう。
方法1:QoS設定で帯域を制御
高性能なルーターには、特定のデバイスやアプリケーションに優先的に帯域を割り当てるQoS(Quality of Service)機能があります。ゲーム機の通信を優先設定にすれば、家族の通信の影響を受けにくくなります。
方法2:VLAN(仮想LAN)で分離
1回線でもVLAN対応のルーターを使えば、ネットワークを論理的に分離できます。セキュリティ面での分離が目的なら、これで十分なケースもあります。
方法3:10ギガプランに変更
帯域不足が原因なら、1Gbpsから10Gbpsプランに変更するだけで解決することもあります。2回線引くよりも月額は安く済みます。
回線の帯域制御やネットワーク設定について詳しくは、AtermのWiFiルーター機能ガイドやバッファローのQoS解説も参考になります。

よくある質問
Q. 同じ住所で同じプロバイダを2つ契約できる?
プロバイダによりますが、基本的には可能です。ただし契約者名を分ける必要がある場合もあります(本人+家族など)。事前にプロバイダへ問い合わせてください。
Q. フレッツ光+NURO光は同時に使える?
使えます。フレッツ光はNTTの光ファイバー、NURO光はNUROの光ファイバーで、物理的に別の回線のため干渉しません。ただし引き込み工事がそれぞれ必要です。
Q. 2回線のうち1回線をWiFi、もう1回線を有線専用にできる?
可能です。それぞれの回線に別のルーターを接続して、片方はWiFiルーター、もう片方はWiFi機能をオフにして有線専用にすれば問題ありません。
まとめ
光回線を2回線引くことについてまとめると、以下のようになります。
- 2回線引くことは技術的には可能
- 異なる事業者で契約するのが最も現実的
- 月額費用が2倍になることは覚悟が必要
- 賃貸・マンションの場合は事前に許可を取る
- QoSやVLAN、10ギガプランで2回線引かずに解決できないか検討するのも大切
本当に2回線必要かどうか、まずは1回線でできる改善策を試してから判断するのがおすすめです。みんなのネット回線速度で今の回線の実力を確認するところから始めてみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
🐕 ナビ助のおすすめ!


