WiFiルーターを購入したものの、「設定がわからない」「説明書を読んでも専門用語が多くて困る」という方は少なくありません。
しかし、WiFiルーターの設定は手順通りに進めれば、15分から30分ほどで完了します。この記事では、初めてルーターを設定する方でも迷わないよう、ステップごとにわかりやすく解説していきます。
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設定前に覚えておきたい基本用語
WiFiルーターの設定を始める前に、最低限の用語を確認しておきましょう。
- ONU(光回線終端装置):壁から出ている光ファイバーの信号をネットワーク信号に変換する機器です。NTTからレンタルされているケースが大半です。
- ルーター:ONUからのネット信号をWiFi電波として飛ばす機器です。今回設定する対象がこれにあたります。
- SSID:WiFiのネットワーク名です。スマホやPCの「WiFi一覧」に表示されます。
- 暗号化キー(パスワード):WiFiに接続するときに入力するパスワードです。
- LANケーブル:ルーターとONUをつなぐケーブルです。両端にプラスチックの端子が付いています。

WiFiルーター設定の全手順
ステップ1:箱の中身を確認する
まずはルーターの箱を開けて、中身を確認します。通常、以下のものが同梱されています。
- ルーター本体
- ACアダプター(電源ケーブル)
- LANケーブル(1本)
- セットアップカード(SSIDとパスワードが書いてある紙)
- 取扱説明書
セットアップカードは非常に重要です。SSIDと暗号化キー(パスワード)が記載されているため、紛失しないよう注意してください。念のためスマホで写真を撮っておくと安心です。ルーター本体の底面にも同じ情報がシールで貼られていることが多いです。
ステップ2:ルーターのモードを確認する
ルーターの背面や底面に「モード切替スイッチ」がある場合は、以下の基準で設定します。
- 「RT」または「Router」:ルーターモード。ONU(ルーター機能なし)に接続する場合に選択します。
- 「BR」または「Bridge」または「AP」:ブリッジモード(アクセスポイントモード)。ONUにルーター機能が内蔵されている場合(ホームゲートウェイ)に選択します。
- 「AUTO」:自動判別。迷った場合はこれを選んでおけば問題ありません。最近のルーターは自動で判別してくれます。
NTTからレンタルされている機器の裏面に「PR-」で始まる型番(例:PR-600KI)が書いてある場合は、ルーター機能が内蔵されている可能性が高いです。その場合は新しいルーターをブリッジモード(BR/AP)に設定してください。この設定を間違えると二重ルーターになり、速度低下の原因になります。
ステップ3:機器を接続する
接続の順番が重要です。以下の手順でケーブルをつないでください。
- ONUの電源が入っていることを確認する
- 付属のLANケーブルで、ONUの「LAN」ポートとルーターの「WAN」または「INTERNET」ポートをつなぐ
- ルーターのACアダプターをコンセントに挿して電源を入れる
- 2分から3分ほど待ち、ルーターのランプが安定するまで待つ
ルーター側は必ず「WAN」または「INTERNET」と書かれたポートに挿してください。「LAN」ポートに挿してもインターネットにはつながりません。WANポートは色が異なっていたり「Internet」と表記されていたりするため、見分けやすくなっています。

ステップ4:スマホ・PCからWiFiに接続する
スマホ(iPhone)の場合:
- 「設定」→「Wi-Fi」を開く
- ルーターのSSID(セットアップカードに書いてある名前)を探してタップ
- 暗号化キー(パスワード)を入力して「接続」をタップ
- SSIDの左にチェックマークが付けば接続完了
スマホ(Android)の場合:
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」を開く
- ルーターのSSIDを探してタップ
- パスワードを入力して「接続」をタップ
- 「接続済み」と表示されれば完了
Windows PCの場合:
- タスクバーの右下にあるWiFiアイコンをクリック
- ルーターのSSIDを探してクリック
- 「接続」をクリックしてパスワードを入力
- 「接続済み」になれば完了
ステップ5:インターネットに接続できるか確認する
WiFiに接続できたら、ブラウザを開いて任意のサイト(Googleなど)にアクセスしてみてください。ページが正常に表示されれば設定は完了です。
表示されない場合は、ルーターモードで使用しているケースでプロバイダ情報の設定が必要な可能性があります。次のステップを確認してください。
ステップ6:プロバイダ情報の設定(必要な場合のみ)
ルーターモード(RT)で使用している場合、プロバイダから届いた書類に記載されている「接続ID」と「パスワード」をルーターに設定する必要があります。
- WiFiに接続した状態で、ブラウザのアドレスバーに「192.168.1.1」または「192.168.0.1」と入力する(メーカーによって異なります)
- ルーターの管理画面が開くので、ユーザー名とパスワードを入力する(初期値はセットアップカードや説明書に記載されています)
- 「インターネット接続設定」や「WAN設定」の項目を探す
- 接続タイプを「PPPoE」にして、プロバイダのIDとパスワードを入力する
- 「保存」または「適用」をクリックする
最近のルーターは、初回接続時に自動でセットアップウィザードが表示されることが多いです。画面の指示に従って入力していけば問題ありません。
スマホアプリで簡単に設定する方法
記事執筆時点で販売されている最新ルーターの多くは、スマホアプリから設定できます。主なメーカーのアプリは以下の通りです。
- バッファロー:「StationRadar」
- NEC:「Atermスマートリモコン」
- TP-Link:「Tether」
アプリを使えば、QRコードを読み取るだけでWiFiに接続できたり、ウィザード形式で設定を進められたりします。管理画面にブラウザからアクセスするよりも手軽です。TP-Link Tetherアプリのページを確認すると、アプリ設定のイメージがつかめます。

最低限やっておきたいセキュリティ設定
1. 管理画面のパスワードを変更する
ルーターの管理画面のパスワードが初期値のままだと、第三者に設定を変更されるリスクがあります。必ず独自のパスワードに変更してください。
2. WiFiのパスワードを変更する(任意)
初期のパスワードでも十分複雑な場合が多いですが、気になる場合は独自のパスワードに変更しても構いません。英数字と記号を混ぜた12文字以上が推奨されます。
3. ファームウェアを最新にする
管理画面から「ファームウェア更新」の項目を探して、最新バージョンにアップデートしてください。自動更新機能がある場合はオンにしておくことを推奨します。
バッファロー公式のファームウェア更新手順が参考になります。
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よくあるトラブルと対処法
WiFiの一覧にSSIDが表示されない
- ルーターの電源が入っているか確認する
- ルーターのWiFiランプが点灯しているか確認する
- スマホやPCのWiFi機能がオンになっているか確認する
- ルーターを再起動してみる
WiFiには繋がるがインターネットが使えない
- ONUとルーターのLANケーブルが正しく挿さっているか確認する
- ONUのランプが正常か確認する(赤く点灯している場合はNTTに連絡)
- プロバイダ情報(PPPoE設定)が正しく入力されているか確認する
- ルーターのモード設定が適切か確認する(二重ルーターになっていないか)
速度が遅い
- 5GHz帯のSSIDに接続しているか確認する(2.4GHzと5GHzの違いを参考にしてください)
- ルーターから離れすぎていないか確認する
- 電子レンジの近くに置いていないか確認する(2.4GHzと干渉します)

まとめ
WiFiルーターの設定は、ONUとルーターをLANケーブルでつなぎ、スマホやPCからSSIDを選んでパスワードを入力するだけで完了します。最近のルーターはスマホアプリで簡単に設定できるため、初心者の方でも心配ありません。
セキュリティ対策として、管理画面のパスワード変更とファームウェアの更新は忘れずに行ってください。より詳しいセキュリティの設定方法はWiFiセキュリティ設定の記事で解説しています。接続トラブルが発生した場合は、まずルーターの再起動を試してみることをおすすめします。
参考:IPA(情報処理推進機構)Wi-Fiのセキュリティ対策
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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