「WiFiがあるのに、わざわざ有線接続する意味ってあるの?」と感じている方は意外と多いかもしれません。
結論から言うと、有線接続はWiFiより速くて安定します。特にオンラインゲームや大容量ファイルのダウンロード、テレワークのビデオ会議では、有線接続にするだけで体感がガラッと変わることがあります。
この記事では、WiFiと有線接続の違いから、実際の接続方法、おすすめのLANケーブルの選び方まで詳しく解説します。
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WiFiと有線接続の速度差はどのくらい?
理論値での比較
| 接続方式 | 最大速度(理論値) |
|---|---|
| 有線(CAT6A) | 10Gbps |
| 有線(CAT6) | 1Gbps |
| WiFi 7(IEEE 802.11be) | 46Gbps |
| WiFi 6(IEEE 802.11ax) | 9.6Gbps |
| WiFi 5(IEEE 802.11ac) | 6.9Gbps |
「WiFiの方が速いのでは?」と思うかもしれませんが、これはあくまで理論値です。実際の環境ではまったく異なる結果になります。

実測値での比較
同じ光回線(1Gbps)に接続した場合の一般的な実測値は以下のとおりです。
- 有線接続:300〜800Mbps(安定)
- WiFi(同じ部屋):200〜500Mbps(変動あり)
- WiFi(別の部屋):50〜200Mbps(壁や距離の影響大)
有線接続の強みは速度そのものだけでなく、安定性にあります。WiFiは電波干渉や距離の影響で速度が上下しますが、有線はほぼ一定の速度を維持できます。
Ping値(遅延)の違い
オンラインゲーマーが特に気にするPing値も、有線と無線で差が出ます。
- 有線接続:3〜10ms
- WiFi接続:10〜30ms(環境による)
FPSや格闘ゲームのようにラグが命取りになるジャンルでは、この数msの差が勝敗を分けることもあります。ガチゲーマーが有線接続にこだわるのはこのためです。
有線接続の方法(デバイス別)
デスクトップPCの場合
最もシンプルな方法です。PCのLANポートとルーターのLANポートをLANケーブルで繋ぐだけで、ドライバーのインストールも基本的に不要です。
- LANケーブルを用意する
- ルーターの背面にあるLANポート(黄色いことが多い)にケーブルを挿す
- もう一方をPCのLANポートに挿す
- 自動で接続される
ノートPCの場合
最近のノートPCはLANポートがないモデルが増えています。その場合はUSB-LANアダプターを使います。
- USB-C to LANアダプター:1,000円〜3,000円程度
- USB-A to LANアダプター:800円〜2,000円程度
購入時は対応速度(1Gbps対応か)を確認してください。100Mbpsまでしか対応していないアダプターでは、高速回線の性能を活かせません。

ゲーム機の場合
PlayStation 5 / Xbox Series X:本体背面にLANポートがあります。LANケーブルを挿して、本体設定で「有線接続」を選択すれば完了です。
Nintendo Switch:ドック使用時のみ有線接続が可能です。純正のLANアダプター(USB接続)が必要で、設定→インターネット→有線接続から設定できます。
スマホ・タブレットの場合
USB-C対応のスマホやタブレットなら、USB-C to LANアダプターで有線接続が可能です。ただし、普段使いでわざわざ有線にする必要はほぼありません。テザリングの親機として使う場合や、超安定した通信が必要な特殊なケースに限られます。
LANケーブルの選び方
カテゴリ(CAT)の違い
| カテゴリ | 最大速度 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| CAT5e | 1Gbps | 最低限これ以上 |
| CAT6 | 1Gbps | コスパ良好 |
| CAT6A | 10Gbps | おすすめ |
| CAT7 | 10Gbps | やや高価 |
| CAT8 | 40Gbps | 一般家庭では不要 |
記事執筆時点では、家庭用ならCAT6Aがベストバランスです。1Gbps回線はもちろん、将来10Gbps回線に変えても対応できます。価格もCAT6とそこまで変わらないため、迷ったらCAT6Aを選んでおけば間違いありません。
ケーブルの形状
- スタンダード(丸型):耐久性が高く、ノイズにも強い。メインで使うならこちらが安心です
- フラット(平型):薄いためドアの隙間やカーペットの下を通せます。取り回しが楽です
- 極細:細くて目立たないものの、耐久性はやや劣ります

長さの選び方
必要な長さ+1mくらいの余裕を持たせるのがコツです。ピンピンに張った状態だと断線リスクが高くなりますし、取り回しも大変です。ただし長すぎると信号の減衰が起きるため、20m以内に収めるのが理想的です。
WiFiと有線、どっちを使うべき?用途別おすすめ
有線接続がおすすめの用途
- オンラインゲーム(特にFPS・格闘ゲーム)
- テレワークのビデオ会議
- 動画編集・大容量ファイルの転送
- 4K/8K動画のストリーミング
- 株やFXのトレード
WiFi接続で十分な用途
- Webサイトの閲覧
- SNS
- YouTube(HD画質まで)
- スマホでの一般的な使い方
- スマートホームデバイス
つまり、速度と安定性が重要な作業は有線、それ以外はWiFiと使い分けるのが効率的です。
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有線接続でも速度が出ない場合の対処法
有線接続したのに速度が出ない場合は、以下をチェックしてください。
- LANケーブルのカテゴリを確認:CAT5以下だと100Mbpsまでしか出ません
- ルーターのLANポートを確認:1Gbps対応かどうか確認してください
- PCのLANポートのドライバーを更新:古いドライバーだと速度制限がかかることがあります
- ケーブルの断線をチェック:長年使っているケーブルは内部で断線していることがあります
速度の確認はFast.comやみんなのネット回線速度で簡単にできます。
ルーターから離れた部屋で有線接続する方法
「ルーターはリビングにあるけど、自分の部屋で有線接続したい」というケースは少なくありません。対処法をいくつか紹介します。
- 長いLANケーブルを這わせる:最もシンプルですが見た目が気になります。フラットケーブルなら壁際を這わせても目立ちにくいです
- PLCアダプターを使う:家庭のコンセント(電力線)を使ってネット信号を伝送する機器です。工事不要で使えますが、速度はやや落ちます
- メッシュWiFiの有線バックホール:メッシュWiFi同士をLANケーブルで繋ぐ方式で、WiFiの安定性が大幅にアップします
LANケーブルの配線について詳しくはエレコムのLAN配線ガイドも参考になります。

まとめ
WiFiと有線接続の違いをまとめると、以下のとおりです。
- 有線接続はWiFiより速度が安定し、Ping値も低い
- ゲーム・テレワーク・動画編集には有線がおすすめ
- LANケーブルはCAT6Aを選んでおけば間違いない
- LANポートがないPCにはUSB-LANアダプターで対応可能
WiFiが当たり前の時代ですが、有線接続の安定感は今でも健在です。特に「ネットが遅い」「ゲームでラグが気になる」と悩んでいる方は、まず有線接続を試してみてください。LANケーブル1本で快適さが大きく変わる可能性があります。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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