動画がバッファリングでクルクル回る、Zoomが途中で固まる、ゲームのラグがひどい。WiFiが遅いとストレスが溜まります。
しかしWiFiが遅い原因はパターンが決まっており、原因がわかれば改善できるケースがほとんどです。この記事では、WiFiが遅い原因と具体的な改善方法を、お金がかからない方法から順番に紹介します。上から試していけば、多くの場合は解決できます。
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まずはWiFiの速度を測ってみよう
「遅い気がする」ではなく、まずは実際にどれくらいの速度が出ているか測定しましょう。速度測定はFast.com(Netflix提供)が簡単でおすすめです。サイトを開くだけで自動的に速度を測定してくれます。
一般的な用途別の目安速度は以下の通りです。
- メール・SNS:5Mbps以上
- Web閲覧:10Mbps以上
- YouTube(HD):25Mbps以上
- Zoom・Teams:30Mbps以上
- 4K動画:50Mbps以上
- オンラインゲーム:50Mbps以上+Ping値30ms以下
これを下回っている場合は、以下の改善方法を試してみてください。

お金をかけずにできる改善方法
1. ルーターを再起動する
最初に試すべき方法がルーターの再起動です。ルーターは長時間稼働していると内部メモリが蓄積し、処理が遅くなることがあります。電源を抜いて30秒待ってから再度挿すだけで改善するケースは意外と多いです。
定期的に再起動する習慣をつけるのもおすすめです。週1回程度で十分です。
2. ルーターの設置場所を見直す
WiFiの電波はルーターからの距離や障害物に大きく影響されます。以下の場所に置いている場合は移動を検討してください。
- NG:床に直置き → 家具や人体に電波が遮られる
- NG:テレビや電子レンジの近く → 電波干渉が起きる
- NG:クローゼットや棚の中 → 電波が遮られる
- NG:窓際 → 電波が外に逃げる
- NG:部屋の隅 → 電波が一方向にしか飛ばない
理想的な設置場所は、家の中心付近で床から1〜2mの高さです。棚の上や壁掛けにするのがベストです。水槽やコンクリートの壁も電波を遮るため、できるだけ障害物が少ない場所を選んでください。
3. 周波数帯を切り替える(2.4GHz ↔ 5GHz)
WiFiルーターには「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯があります。それぞれ特性が異なります。
- 2.4GHz:障害物に強く遠くまで届く。ただし電子レンジや他の機器と干渉しやすく混雑しやすい
- 5GHz:速度が速く干渉しにくい。ただし障害物に弱く遠くまで届きにくい
ルーターの近くにいるなら5GHzに接続した方が速くなります。逆にルーターから離れた部屋では2.4GHzの方が安定することもあります。WiFi 6E対応のルーターなら6GHz帯も使えて、さらに高速で安定した通信が可能です。
スマホやPCのWiFi設定で接続先のSSIDを変えるだけなので、今すぐ試せます。

4. 接続台数を見直す
WiFiに接続しているデバイスが多すぎると、速度が分散されます。スマホ、PC、タブレット、スマートテレビ、ゲーム機、スマートスピーカー、IoT家電と、気づいたら10台以上繋がっていることも珍しくありません。
使っていないデバイスのWiFiをオフにするだけでも改善することがあります。ルーターの管理画面から接続台数を確認してみてください。
5. ファームウェアを更新する
ルーターのファームウェア(内部ソフトウェア)が古いと、速度低下やセキュリティの問題が発生することがあります。ルーターの管理画面にアクセスして、最新のファームウェアに更新してください。
メーカーによっては自動更新に対応しているモデルもあるため、設定を確認しておきましょう。
6. チャンネルを変更する
マンションなど集合住宅では、近隣のWiFiと同じチャンネルを使用していて干渉が起きていることがあります。ルーターの管理画面からチャンネルを変更してみてください。
「WiFi Analyzer」などのアプリを使えば、周辺のWiFiがどのチャンネルを使っているか確認できます。空いているチャンネルに変更すると改善する可能性があります。
少しお金をかけて改善する方法
7. WiFiルーターを買い替える
ルーターが3年以上前のモデルであれば、買い替えで劇的に改善する可能性があります。特にWiFi 5以前のルーターを使っている場合は、WiFi 6以上のルーターへの買い替えを検討してください。
WiFi 6(802.11ax)はWiFi 5に比べて最大通信速度が約1.4倍で、複数台同時接続時の速度低下も改善されています。記事執筆時点ではWiFi 7対応ルーターも選択肢に入ってきています。

8. メッシュWiFiを導入する
家が広い、2階建て以上、壁が厚いなどの理由で電波が届きにくい場合は、メッシュWiFiの導入が効果的です。複数のユニットを家の各所に配置して、家全体をカバーする仕組みです。
中継器と違い、メッシュWiFiは接続の切り替えがシームレスで、移動しながらでも途切れにくいのが特徴です。
9. 有線接続にする
デスクトップPCやゲーム機など動かさないデバイスは、LANケーブルで有線接続するのが最も確実です。WiFiの干渉や距離の問題を完全に排除できるため、速度も安定性も段違いです。
LANケーブルはCAT6以上のものを使ってください。CAT5だと速度が制限されます。
回線そのものが原因の場合
10. IPv6(IPoE)に切り替える
光回線を使っていてIPv4(PPPoE)接続のままの場合、IPv6(IPoE)に切り替えると速度が改善する可能性が高いです。特に夜間に遅くなる場合は、プロバイダの混雑が原因のことが多く、IPv6対応で混雑を回避できます。
プロバイダに問い合わせれば無料で変更できることが多いです。
11. プロバイダまたは回線を変える
上記の方法を全て試しても改善しない場合は、回線やプロバイダ自体に問題がある可能性があります。特にマンションタイプの光回線でVDSL方式(最大100Mbps)の場合は構造的な速度制限があるため、乗り換えを検討した方が良い場合もあります。
自分の回線の実測値はみんなのネット回線速度(みんそく)で確認できます。他のユーザーの実測データと比較してみてください。
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時間帯別の遅い原因と対策
夜(19時〜23時)に遅い場合
この時間帯に遅くなるのは回線の混雑が原因であることが多いです。IPv6対応にする、独自回線(NURO光やauひかり)に乗り換えるなどの対策が有効です。
常に遅い場合
時間帯に関係なく遅い場合は、ルーターの問題か回線プランの問題です。ルーターの買い替えや回線プランの見直しを検討してください。
特定の部屋だけ遅い場合
WiFiの電波が届いていないことが原因です。ルーターの設置場所を変える、中継器やメッシュWiFiを導入する、有線接続にするなどの方法で対応できます。

まとめ:原因を切り分けて順番に対処しよう
WiFiが遅い原因は大きく分けて「ルーター側の問題」「WiFi環境の問題」「回線そのものの問題」の3つです。
まずはお金のかからない方法(再起動、設置場所変更、周波数切り替え)から試して、それでも改善しない場合はルーター買い替えやメッシュWiFi導入、最終手段として光回線への乗り換えを検討するのが効率的な流れです。WiFiが繋がらないトラブルはWiFiが��がらない原因と対処法で詳しく解説しています。
現在の通信速度を測定するならFast.comが手軽です。快適なネット環境はちょっとした工夫で手に入ることが多いため、諦めずに一つずつ試してみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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