「マンションに住んでいるけど、どの光回線を選べばいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実は、マンションの光回線選びは戸建てよりも少し複雑です。建物の設備や配線方式によって使える回線が限られたり、速度に大きな差が出たりするためです。
この記事では、マンション住まいの方に本当におすすめできる光回線を、配線方式の解説から具体的なおすすめまでしっかり紹介していきます。

結局どれが安い? 主要10社を料金順に比較しました

マンションの光回線を選ぶ前に知っておくべきこと
マンションの3つの配線方式
マンションの光回線は、建物内の配線方式によって速度が大きく変わります。まずこの3つの方式を理解しておきましょう。
1. 光配線方式(最速)
建物の共用部から各部屋まで光ファイバーケーブルで接続する方式です。最大1Gbpsの速度がフルに活かせるので、一番おすすめです。記事執筆時点では、新築マンションはほぼこの方式が採用されています。
2. LAN配線方式(中速)
共用部まで光ファイバー、各部屋まではLANケーブルで接続する方式です。最大1Gbps対応のケースもありますが、建物の設備次第では100Mbps止まりのこともあります。
3. VDSL方式(低速)
共用部まで光ファイバー、各部屋までは電話回線で接続する方式です。最大100Mbpsと速度が制限されるのが大きなデメリットです。築年数の古いマンションに多い方式です。
自分のマンションがどの方式なのかは、管理会社に確認するか、NTTに問い合わせればわかります。物件の案内書に「光ファイバー対応」と書かれていても、VDSL方式の場合があるので要注意です。
マンションで使える光回線は建物次第
マンションの場合、建物にすでに導入されている光回線しか使えないケースが多いです。たとえば「フレッツ光が導入済みのマンション」なら、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボがすぐに使えます。
逆に、建物に導入されていない光回線を使いたい場合は、管理組合の許可が必要だったり、そもそも導入不可だったりすることもあります。まずは「自分のマンションで使える光回線は何か」を確認するのが第一歩です。
マンションにおすすめの光回線5選
おすすめ(1):ドコモ光(マンションタイプ)
ドコモユーザーのマンション住まいなら、ドコモ光が鉄板です。
- 月額料金:4,400円
- セット割:ドコモスマホ最大1,100円/月割引
- エリア:全国(フレッツ光導入済みマンション)
- プロバイダ:GMOとくとくBBがおすすめ(WiFiルーター無料レンタル付き)
フレッツ光の回線を使っているので、フレッツ光が導入されているマンションならほぼ確実に利用可能です。ドコモ光セット割で家族全員のスマホ代が安くなるのが最大のメリットです。



マンションタイプは共用部から先を各戸で分け合う仕組みのため、手元のWi-Fi環境が弱いと体感がさらに落ちます。レンタルルーターが付かない契約なら、Wi-Fi6対応の機種を用意しておくと差が出やすい部分です。
おすすめ(2):NURO光 for マンション
NURO光対応マンションに住んでいるなら、月額3,850円(9月〜4,235円)で2Gbps回線が使えるNURO光 for マンションがおすすめです。
- 月額料金:3,850円(9月〜4,235円)
- セット割:ソフトバンクスマホ最大1,100円/月割引
- エリア:対応マンションのみ
ただし、対応マンションがかなり限られているのがネックです。NURO光公式サイトで自分のマンションが対応しているか確認してみてください。
おすすめ(3):auひかり(マンションタイプ)
auユーザーなら、auひかりのマンションタイプがおすすめです。
- 月額料金:4,180円〜
- セット割:auスマホ最大1,100円/月割引
- エリア:auひかり対応マンション
独自回線なのでフレッツ光系より混雑しにくいのがメリットです。ただし、マンションの配線タイプによって速度や料金が変わるので注意が必要です。





おすすめ(4):ソフトバンク光(マンションタイプ)
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーにおすすめです。
- 月額料金:4,180円
- セット割:SBスマホ最大1,100円/月、YM最大1,650円/月割引
- エリア:全国(フレッツ光導入済みマンション)
ワイモバイルのシンプル2 M/Lプランなら月1,650円もの割引が受けられるため、コスパが非常に高いです。他社からの乗り換え時に違約金を負担してくれるキャンペーンも魅力です。
その「あんしん乗り換えキャンペーン」は、他社の違約金・撤去工事費を最大10万円まで負担する内容です。今の回線に契約期間が残っていても動きやすいのが利点になります。なお2026年12月1日から一律330円の料金改定が予定されており、マンションは4,180円から4,510円になる見込みです。検討中なら改定前の条件を確認しておきましょう。



おすすめ(5):GMOとくとくBB光(マンションタイプ)
格安SIMユーザーや、セット割が不要で月額を最小限にしたい方におすすめです。
- 月額料金:4,290円
- セット割:なし
- エリア:全国(フレッツ光導入済みマンション)
- 契約縛り:なし
マンションタイプで月額4,290円は、セット割なしの光回線としては低めの水準です。ahamo、povo、LINEMOなどのオンライン専用プランを使っている方にピッタリです。契約期間の縛りがないのも安心ポイントです。
すでにフレッツ光や他の光コラボが入っているマンションなら、転用・事業者変更で申し込めば工事費は0円。解約違約金も0円なので、賃貸で次の引っ越しが読めない方にも向いています。
支払い方法がクレジットカードのみという点だけ、申し込み前に確認しておきましょう。



マンションタイプは夜間に混みやすいので、パソコンやゲーム機だけでも有線でつなぐと体感が安定します。その際は、カテゴリ6A以上のLANケーブルを選んでおくと回線側の速度を無駄にしません。
マンションタイプの料金比較表
| 光回線 | 月額料金 | セット割対象 | 実質月額(2年) |
|---|---|---|---|
| NURO光 for マンション | 3,850円〜 | ソフトバンク | 約2,000円〜 |
| GMOとくとくBB光 | 4,290円 | なし | 約4,000円 |
| auひかり | 4,180円〜 | au・UQ | 約3,000円〜 |
| ソフトバンク光 | 4,180円 | SB・YM | 約3,500円 |
| ドコモ光 | 4,400円 | ドコモ | 約3,800円 |
| 楽天ひかり | 4,180円 | 楽天SPU | 約3,800円 |
※実質月額はキャッシュバックや割引を含めた概算です。キャンペーン内容は時期によって変わるため、申し込み前に最新情報を確認してください。
VDSL方式のマンションではどうすればいい?
「うちのマンション、VDSL方式で最大100Mbpsしか出ないんだけど…」という方も少なくないのではないでしょうか。速度を改善する方法をいくつか紹介します。
1. IPv6 IPoE接続を使う
VDSL方式でも、IPv6 IPoE接続に対応したプロバイダを使えば、混雑を回避して実測速度が改善されるケースがあります。最大100Mbpsの制限は変わりませんが、その範囲内で最大限の速度を引き出せます。
マンションで速度が出ない場合の改善策は以下の記事で詳しく解説しています。



2. 個別に光回線を引き込む
管理組合の許可が取れれば、個別に光回線を引き込むことも可能です。NURO光やauひかりの戸建てタイプをマンションに引き込むケースもありますが、許可が下りないことも多いので注意が必要です。
3. ホームルーターを検討する
VDSL方式で速度に不満がある場合、ドコモ home 5Gなどのホームルーターのほうが速いケースもあります。5G対応エリアなら実測で200Mbps以上出ることもあるので、光回線にこだわらない選択肢としておすすめです。
この方法なら管理組合の許可も配線工事も不要です。ドコモ home 5Gは月額5,280円にISP料金が含まれ、工事費は0円。契約事務手数料4,950円もドコモオンラインショップからの申し込みなら無料になります。建物の設備に手を入れられないマンションで、速度を変えられる数少ない手段です。
スマホがドコモ回線なら、home 5G セット割で永年最大1,210円/月の割引も受けられます。端末(HR02)の購入は別途必要です。



VDSL方式のマンションでも、IPv6対応のプロバイダに変えるだけで速度が大幅に改善することがあります。まずはプロバイダの変更(事業者変更)から試してみるのがおすすめです。
また、マンションはルーターの設置場所が玄関近くのMDF側に固定されることが多く、奥の部屋まで電波が届きにくくなりがちです。回線ではなく電波の届き方が原因のときは、中継機でカバー範囲を広げるという手もあります。


マンションで光回線を契約する手順
マンションでの光回線契約は、以下の手順で進めていきます。
- マンションの設備確認:管理会社に「どの光回線が導入されているか」を確認
- 配線方式の確認:光配線・LAN配線・VDSLのどれか確認
- 光回線の申し込み:自分のスマホキャリアに合った光回線を選んで申し込み
- 開通工事:フレッツ光導入済みなら工事不要 or 室内工事のみ
- 利用開始:ルーターの設定をして完了
すでにフレッツ光が導入されているマンションなら、光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)の場合は大掛かりな工事なしで利用開始できるケースが多いです。フレッツ光公式サイトでエリア確認もできるので活用してください。
マンションの光回線でよくある質問
Q. 賃貸マンションでも光回線は使える?
使えます。ただし、建物に導入されている光回線に限ります。新たに光回線を引き込む場合は、大家さんや管理会社の許可が必要です。
Q. マンションの他の住人と回線を共有するの?
マンションタイプの場合、建物の共用部までは同じ回線を使い、各部屋に分配する仕組みです。利用者が多いと速度が低下する可能性はありますが、光配線方式なら影響は限定的です。
Q. 引っ越しが多い場合はどうすればいい?
フレッツ光系の光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)なら、全国のフレッツ光導入マンションで利用可能なので、引っ越し先でも継続しやすいです。転勤や引っ越しが多い方には光コラボが一番無難です。
Q. マンションのネットが遅い場合、管理組合に相談すべき?
VDSL方式のマンションで速度に不満がある場合は、管理組合に光配線方式への更新を要望してみるのもおすすめです。最近は設備更新に積極的なマンションも増えてきています。NTTが無料で設備更新してくれるケースもあるため、相談してみる価値は十分あります。
まとめ:マンションの光回線はスマホキャリアと設備で決まる
マンションの光回線選びのポイントをまとめると、以下のようになります。
- まず設備を確認:マンションで使える光回線と配線方式を確認する
- スマホキャリアに合わせる:セット割が使える光回線を選ぶ
- VDSL方式なら:IPv6対応プロバイダを使うか、ホームルーターも検討
- NURO光対応マンションなら:月額3,850円(9月〜4,235円)
- 格安SIMユーザーなら:GMOとくとくBB光が月額4,290円・縛りなし


光回線の比較は価格.comの光回線比較ページ(kakaku.com)も参考にしてみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。



